スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

朱の空の鴉

2015年11月17日(火) 曇りのち雨

 ようこそ、当ブログにご訪問いただきまして、誠に有り難うございます。心より感謝申し上げます。

 ブログをお持ちの方のご訪問につきましては、毎日訪問させて頂いていますので、どうか今後ともよろしくお願い致します。なお、お持ちでない方への訪問はできませんが、ひきつづきご愛顧を賜りたく存じます。

 拍手コメントには、ご返事できていませんが、拝読させて頂いています。これからもどうぞお気軽にお寄せ下さい。
 千春

★ 『朱の空の鴉』★ (短歌とエッセイ)

 以前、「晩鐘」というエッセイを書いたが、今回はいささか不気味な話である。舞台は前と同じ峠の古刹(古い寺)である。最近、わたしの町で火事が発生した。木材を扱う作業場で火事が起こったのである。その作業場は全焼したが、隣りの家に火が移りそうだった。そこで消防車も類焼を防ぐために懸命に消化にあたった。隣りの家には、50キログラムのプロパンガスのボンベが2本備えつけていた。50キログラムといえば、普通家庭で使うボンベの中では最も大きいものである。

短歌

朱の空に黒い鴉が群れ立ちて峠の寺の晩鐘が鳴る


 そのボンベが爆発するのを避けるために燃料店の社長が、火が迫りくる中、それを取り除こうとして倒れたのである。心臓麻痺のような症状だった。救急車で運ばれたが、意識不明が数日間つづいたのち、社長は亡くなった。哀しい、本当に哀しい死であった。短歌に詠ったのは、その彼の告別式が執り行われた日のことである。朱に染まった西の空を、黒い鴉が群れ飛んでいたのである。そして哀しく晩鐘が鳴っていた。死人(しびと)が出ると鴉が舞うというのが、本当のように思える光景である。



スポンサーサイト
プロフィール

FC2USER634322BTA

Author:FC2USER634322BTA
FC2ブログへようこそ!

 1947年生まれの68歳で、
「新日本歌人協会」の会員です。
 短歌創作を通じて、平和と民主主義をめざしています。
 住所は岡山県浅口市寄島町です。
 青い海と緑の山、青い空をもつ素敵な村です。
 名前は「千春」ですが、男性です。

♪♪♪リンクは、ご自由に!

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。