灯りの滲む街

2015年11月15日(日) 晴れ時々雨

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千春

★ 『灯りの滲む街』★ (短歌とエッセイ)

 短歌には「遠い街」と詠っているが、水平線の果てにある街で、わたしの町から眺められる街である。その街に、詩人で画家、歌人が棲んでいる。その君は若い頃、小さな港町で小さな酒場を開いていて、ママをしながら詩を書き、油絵を描き、歌を詠んでいた。鋭い感性の持ち主で、小説を書いていたわたしなどとは、少しぬきんでていた。その酒場は文学を志す若者たちのたまり場だった。彼女は、二科展に何回も入選し、詩集の発行では新聞にも取り上げられた。

短歌

君の棲む遠い街の夕暮れは遥かにかすみ灯りがにじむ


 その彼女が心を病んで、その街に棲んでいるという。四十前後だろうか、心を病んでその街を離れ、遠い街に入院し療養していたのである。そして故郷に帰ってきてひっそりと暮らしているらしい。もう一度彼女に会いたいと思うけれど、その願いは叶いそうにない。だから、ときどき彼女の短歌の載った文芸誌を出して、繰り返し読んでいる。その街は遥かにかすみ、灯りが滲んでいる。



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 1947年生まれの70歳で、
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 住所は岡山県浅口市寄島町です。
 青い海と緑の山、青い空をもつ素敵な村です。
 名前は「千春」ですが、男性です。

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