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‘14年夢日記 「『男はつらいよ 知床慕情』を観る」

2014(H26)年8月5日(火) 曇り時々雨

  タイトル 「『男はつらいよ 知床慕情』を観る」

 なんといっても、これは三船敏郎の「獣医」役の演技が卓越している映画である。それはあとで触れることにして、物語を追ってみたいと思う。おいちゃんが肺炎で入院しているところに、寅さんが「とらや」に帰って来る。寅さんは、おいちゃんの見舞いにいくが、同室の患者や医師にバナナやウイスキーを持ってゆく。

 が、医師はそのウイスキーを受け取らない。しかし、寅さんは無理やり押し付けて、医師はウイスキーを落としてしまう。そこで、医師とひと悶着起こす。同室の患者には、黒の斑点のついた腐りかけのバナナを持ってゆく。寅さんはそれが、医師や患者に対する善意だと確信して騒動を起こすのである。

 また、「とらや」の休業を解いて、開店しようとなるが、寅さんのすることがない。それで、おばちゃんが昼間は遊びにでもいっといてくれというと、「俺を邪魔者扱いするのか」と言って怒り出す。結局、店の大将として座っていてくれということになるが、それも退屈で務まらない。またひと悶着あって、とうとう彼は北海道の知床まで流れてゆく。

 そこで、寅さんは三船敏郎の「獣医」と出会う。獣医は高齢で独身だが、腕は確かだ。10年前に妻を亡くしている。日常の世話は、「はまなす」のママが何くれとなくやってくれている。獣医は変わり者である。村人からもそう呼ばれている。そのように難しくなったのは、ひとり娘が獣医の反対を押し切って、くだらない男と結婚したからだ、ともっぱらの噂である。

 ひとり娘の「りん子」が、斜里駅から電話をかけてくる。りん子(竹下景子)は結婚に失敗したのだ。寅さんは獣医の家に別れを告げようとしていた時、偶然、美しいりん子と出会う。りん子が今回のマドンナである。寅さんはもう帰れなくなってしまい、村にいつくことになる。

 寅さんは、りん子と船で岬めぐりやバードウオッチングに出かけたりする。寅さんはりん子に一目ぼれし、りん子も淡い恋心を抱く。はまなすのママは景気が悪くなったから、知床を引き揚げて新潟へ帰るという。村人たちは「知床の自然を守る会」というのをつくっていて、その会がバーベキューをやるということになった。

 それには、獣医、りん子、ママ、寅さんたちも参加することになる。そこで、ママが店を畳んで新潟の妹のところへ行くということを告白する。すると、獣医は難しい顔をして、「俺は反対だ」と主張する。寅さんがなんで反対なのかといくら聞いても、眉間に皺(しわ)を寄せて、「反対だ」の一点張りである。寅さんがもう一度訊く。「なんで反対なんだ! はっきりしろ」と詰め寄る。

 すると、獣医は意を決して反対の理由(わけ)を喋るという。顔を真っ赤にして仁王立ちになり、顔を歪めて腹の底から言葉を吐き出す。「それは、惚れてるからだ!」と悲鳴のような声を出すのだった。ママは、驚いて顔を両手で顔を隠す。それで獣医とママは結婚することになる。

 しかし、寅さんは、りん子に別れを告げて旅に出るという。りん子は「もういっちゃうの?」と淋しげに声をかける。寅さんは、あれだけ獣医に恋の橋渡しをしながら、自分の恋になると、どうしても打ち明けられない。りん子と寅さんの別れ、その切なさが余韻として残る「知床慕情」である。



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 1947年生まれの68歳で、
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 名前は「千春」ですが、男性です。

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