‘14年夢日記 「倉敷民商事件第2回公判(1)」

2014(H26)年6月3日(火) 曇りのち雨

   タイトル 「倉敷民商事件第2回公判(1)」

 この事件で、私が不思議だと思っていることを考えてみたい。そのひとつは、倉敷民商の事務局員、禰屋(ねや)町子さんの逮捕・勾留がすでに4カ月を超えていることである。

 禰屋さんは、1月21日に法人税法違反(正犯)の容疑で逮捕された。2月10日には、法人税法違反(ほう助)で起訴される。また、3月5日には税理士法違反で起訴された。

 1月21日に逮捕・勾留されて、すでに4カ月を超え、6月21日には5カ月になる。なぜ、これまで拘束期間が長いのか、不思議でならない。

 禰屋さんが相談に乗っていた、五輪建設は6400万円もの脱税をしておきながら、逮捕も勾留もないという異常な事態が生まれている。五輪建設は法人税違反の正犯である。

 にもかかわらず、ほう助の容疑である禰屋さんとの対比でみるならば、不可解としか言いようがない。検察・裁判所の禰屋さんへの扱いは、不当だといわざるをえない。

 これは、「人質司法」とよばれるもので、日本の司法制度による、身柄拘束における問題点である。これは、禰屋さんが「黙秘」あるいは「否認」をしているからにほかならない。

 黙秘や否認は当然の権利である。それを検察も裁判所も、容疑者や被告人に告げなければならないとされている。じっさい、裁判所も初公判の時、黙秘によって不利益をこうむることはない、と告げた。憲法第38条で、基本的人権として黙秘権が保障されているのである。

 その第2項で、「強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない」と、謳っている。

 身柄の長期拘束によって、自白や警察、検察の意に沿った供述を得ようとしているとして、その問題点が指摘されている。このような「人質司法」が、冤罪(えんざい)を生む温床になっているのである。

 ふたつめに不思議に思うのは、禰屋さんの夫であっても面会が許されないことである。手紙であっても、禰屋さんには直接渡らず、弁護士が窓口で読み上げることしか許されていない。

 なぜこうしたことが起きるのだろうか。それは、「接見交通権制限制度」といって、やはり「黙秘」や「否認」をしているからにほかならない。家族の面会拒否もまた異常というほかないものである。

 だが、禰屋さんは、「人質司法」に対しても毅然とした態度をつらぬいている。倉敷民商弾圧事件として、法人税違反(ほう助)と税理士法違反の容疑に対して、きっぱりと無罪を主張しているのである。

 第2回公判では、検察側の冒頭陳述が行われた。冒頭陳述とは、辞書によると、刑事訴訟において、証拠調べ手続きのはじめに、検察官が証拠により証明しようとする具体的事実を明らかにすること、とある。

 その冒頭陳述に対して、弁護団は(8名で構成)、①膨大な押収資料の証拠が提示されず、証拠隠しが行われていること。 ②国税査察官の上澄み(うわずみ)の資料のみであること。

 ③どんな工事で、何をどれだけ売り上げ除外しているのか。 ④莫大な証拠収集をしているが、検察の都合のいい証拠だけを提示している、として証拠の開示を要求した。

 それに対して、裁判所は休憩をとって、裁判官の合議をおこない、検察官に事実上の証拠開示を行うように勧告した。この裁定は、弁護団の主張が認められたという点で、大きな意味を持つものである。

 第2回公判の傍聴は、前回を大きく上回り傍聴席に入れない人々が多数に及んだ。支援の輪が次第に広がっていることを、伺わせるものである。次回の公判を7月10日にすることを決めて、第2回公判を終えた。



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