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‘14年夢日記 「『空への質問』を読む」

2014(H26)年4月16日(水) 晴れ

     タイトル 「『空への質問』を読む」

 「空への質問」というのは、高階杞一の詩集である。「しんぶん赤旗」の「学問・文化欄」で紹介されていたので、図書館で探して借りてきた。私の心にひびいた詩が幾編かあるので、それをまず記してみたい。

   準備

 待っているのではない
 準備をしているのだ
 飛び立っていくための

 見ているのではない
 測ろうとしているのだ
 風の向きや速さを

 初めての位置
 初めての高さを
 こどもたちよ
 おそれてはいけない
 この世のどんなものもみな
 「初めて」から出発するのだから

 落ちることにより
 初めてほんとうの高さがわかる
 うかぶことにより
 初めて
 雲の悲しみがわかる

 この詩は、子どもたちへの、あるいは大人たちへの限りない励ましの詩である。人間が何か始めようとするとき、期待と不安がうまれる。そして、何かに挑戦しようとするとき、空の高さに足がすくむこともあるだろう。

 「飛び立っていくための準備」というのは、これから生きてゆくための人生の準備ということだろう。何かを始めれば、人生の失敗はあるかも知れない。しかし、それによって、「空の高さも雲の悲しみ」もわかるだろう。「雲の悲しみ」という言葉は、詩的飛躍である。

 失敗は、単なる失敗に過ぎないけれど、「何もしないことは大失敗」である。その大失敗は何も生み出すことはない。「落ちて空の高さを知り、うかぶことによって雲の悲しみをしることができる」。さあ、こどもたちよ、おそれずに、思い切って飛び立とう、というエールである。

   空への質問

 ここへ ぼくを呼んだのは
 なぜですか

 ここに今 ぼくがいるのは
 なぜですか

 ここに今 ぼくのいる意味は
 なんですか

 この広い宇宙の中で
 ぼくは
 なんですか

 なんだろう

 この詩は、人間の存在そのものを問いかける「きわめて哲学的な詩」である。人間はどこからやってきて、どこへ向かおうとしているのか。「ぼくは」いったい何者なのだろう。

 「この広い宇宙の中で」、「ぼくは」いったいどんな存在なのだろう。この詩は、やさしい言葉で綴られているけれど、ずいぶん壮大な世界を謳っている。

 まだまだ、紹介したい詩は沢山あるけれど、紙数が尽きたので、またの機会に触れたいと思う。



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 1947年生まれの68歳で、
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