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‘14年夢日記 「ひきこもり」

2014(H26)年2月16日(日) 晴れ時々曇り

『しんぶん赤旗』TOPニュース
 羽生が金 フィギュア 男子日本初 
 ソチ発 鼓動 挫折を向上心に澄み切る

     タイトル 「ひきこもり」

 交際範囲の狭い私の知るところでも、息子さんがひきこもっているというのをよく聞く。その中にはなぜか娘さんはいない。統計でも男性の方が7割前後に達しているということだから、私の身近な経験でもそのことをよく物語っているということだろう。

 子どもがひきこもっている親御さんの気持ちを察すると胸が痛む。私自身が子どもの金銭的なトラブルで心を痛めたことがあるので、ひきこもりの子どもを持つ親の痛切な気持ちもよく理解できる。ひきこもりからの脱出方法というのは簡単ではないし、そのノウハウがあるわけでもない。

 が、親の心の痛みも分かるけれど、その痛みをもっともかかえて悩み苦しんでいるのは、ひきこもっている本人だといわれている。ひきこもりは外から眺めれば、「怠けているだけだ」、「やる気がないだけだ」というふうに見られがちだが、決してそういうことではないらしい。

 現在、日本社会でのひきこもりの人数は、正確に把握することは難しいが、推計で70万人いるといわれている。そして、将来ひきこもりになる可能性がある人は、155万人だそうである。この数字は決して小さいものではないし、看過するわけにはいかない事態だといわなければならない。

 ひきこもりになる原因は、容易に分からないものとされているが、ある統計によると次のようなことが考えられるそうである。①職場になじめなかった~23.7% ②病気~23.7% ③就職活動がうまくいかなかった~20.3% ④不登校~11.9% ⑤人間関係がうまくいかなかった~11.9% 

 ⑥大学になじめなかった~6.8% ⑦受験に失敗した(高校・大学)~1.7% ⑧その他~25.4% ⑨無回答~3.4% ひきこもりの原因として以上のようなことが挙げられている。これは、ひとつのデータにすぎないので、そこはよく押さえて考えなければならない。

 このデータから分かることは、ひきこもりの本人たちが「怠けている」、「やる気がない」といって、簡単に片付けられない問題であるということだ。職場の問題、就職活動の問題、学校や受験の問題、これら一つひとつのことを掬い上げてみれば、その背景に社会が見えてくるような気がする。

 これは、ひとり子どもたちのかかえている問題ではなく、歪んだ社会、腐朽しつつある社会の、まぎれもない反映ではないのだろうか。職場のブラック企業化、就職活動の困難さ、教育の管理・統制・競争化などが、子どもたちの心を蝕んでいるのではないのだろうか。

 ひきこもりを素材にした、優れた文学作品に旭爪あかねの「稲の旋律」という小説がある。私はこの小説を読んで、ひきこもりの女性の心の痛切な声を聴くことができたし、そこから新しい地平へと向かおうとする、ひとりの人間の姿が感動的であった。ひきこもりを考えるうえでも、優れた文学作品として位置づけられるものである。

 ひきこもりは、家族だけが背負うものではなく、社会のひとつの縮図としてみなければならないし、その解決の方法も社会全体のものとしてアプローチしていくことが求められている。ひきこもりは、社会を映すまぎれもない鏡である。



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 1947年生まれの68歳で、
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