‘14年夢日記 「なぜ自費出版する?」

2014(H26)年1月24日(金) 晴れ時々曇り

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     タイトル 「なぜ自費出版する?」

 自費出版することに否定的な見解をもつ人も少なくないが、「なぜ人は自費出版する」のだろうか。もちろん、自費出版を勧める出版社が多数あって、インチキくさい会社も少なくない。

 たとえば、詩や短歌、俳句などに出版社が接して、それらを大層褒めちぎって、自費出版を勧め高額な費用を徴収する、というようなことも起きている。このような場合には悪徳商法とも言えるもので、もちろん自費出版は差し控えるべきではなかろうか。

 が、そうではなくて、本人が自主的・自覚的に図書を出版する行為は、どういう意味があるのだろうか。自費出版するとなると、少なくない経費が求められる。しかも、どれだけの人々の手に渡り、それがどれだけ読まれるかというのも疑問の残るところである。

 しかし、自費出版は盛んになっており、インターネットで「自費出版」を検索すれば、多くの関連する項目にアクセスすることができる。自費出版は、1990年代の初め頃から盛んになったといわれている。25年近く前になるのだろうか。

 ひとつは、貧困と格差の広がりという問題が一方にあるが、経済的な豊かさ、豊かさといってもささやかなものではあるが、それが自費出版を支えていることは確かである。ふたつには、何よりも「自身を表現する」ということが、根底にあるように思う。

 スペインのアルタミラ洞窟の壁画を見れば分かるように、旧石器時代の末期、つまり、18,000年~10,000年前に、すでに野牛やイノシシ、馬やトナカイなどの動物が描かれている。これも、人類の表現の欲求から出たものに違いない。

 この壁画の意味は、いろいろな説があるが、「狩りの成功を祈る呪術的行為」というものが有力である。このように人類は、遠い昔から表現するという欲求をもっていたことは確かである。そして、今日の自費出版をする人々もまた、意識するかどうかは別にして、このアルタミラ洞窟の壁画の表現と深いところで、つながっているような気がする。

 私たちの「まがね文学会」の入会のすすめによると、「文学に関心を寄せているあなたに、私たちはこう呼びかけます。『書くためには、孤独も仲間も必要です』」と記されている。

 ここでいう仲間というのは、広義の意味として理解すると、読者をも指すことになる。書き手は孤独の作業を強いられるが、読者とつながってゆきたい、連帯してゆきたいという欲求があり、それが「表現する」という欲求にもなっている。

 自費出版という行為は、そうした「表現することによって、他者と連帯する」ものと言えないだろうか。つまり、表現する欲求があって、他者と連帯したいという欲求が生まれる。それはまた、連帯の欲求があって、表現するという欲求が生まれる、ということでもあるような気がする。

 私の場合、もっとも大きい理由は、自身の来し方の足跡を残しておきたいということと、自身の生きた証を自費出版の中に刻んでおきたい、ということである。それ以上でもそれ以下でもない。



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