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‘14年夢日記 「北の国から」

2014(H26)年1月6日(月) 晴れ時々曇り

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     タイトル 「北の国から」

 「北の国から」は連続テレビドラマで、1981年10月から1982年3月までの6カ月間放映されたものである。全24話の物語であるが、私は正月に夢中になってこれを観賞した。今から32年前のものだけれど、決して色あせないで、今日に生きる私たちにも鋭く語りかけてくる。

 まずロケ地がいい。ロケ地は富良野の麓郷というところである。冬には真っ白い雪に閉ざされるし、初夏にはいっせいに草花が花開き、緑の大地におおわれる。キタキツネやリス、キツツキなどの小動物や鳥が伸びやかに生きている。たまに熊の出没もあるといった人里離れた開拓地である。

 主な登場人物は、黒板五郎とその子どもの純と蛍である。五郎を田中邦衛が、純を吉岡秀隆、蛍を中嶋朋子が演じている。この3人を中心にして、彼ら彼女らにからんで物語は展開される。この作品も名作といえるだろうが、田中邦衛とふたりの子役がいなかったら、また違った作品になっていただろう。それだけ3人は適役であったということができる。

 3人は不倫した母を残して、東京から富良野の麓郷にやってくるのだ。五郎にとっては、古里を捨て東京へ出、久しぶりの帰郷である。五郎はその古里で暮らすことを決意して帰ったのである。

 五郎の家は、廃屋も同然の家であった。壁板ははがれ、屋根も穴があいており、水道もなく電気もなかった。水は1キロも先の沢から汲んでこなければならなかったし、夜のあかりはランプであった。純と蛍は、今まで何不自由なく暮らしていた東京の生活と較べて唖然とする。その生活は驚くばかりであった。

 ドラマは秋から翌年の秋までの約1年が描かれている。しばらくすると、五郎は1キロも離れた沢からパイプを引いて、水を汲みにいかなくてもいいようにする。沢から家の前庭までパイプが引かれて、水がほとばしる瞬間は感動的である。また、風車をつくり自家発電して、裸電球が点った瞬間もまた胸が熱くなった。

 このドラマは、日本の社会がここまで物質的に豊かになり、消費社会となったことへのアンチテーゼである。この資本主義社会の歪んだ発展の仕方に異議を申し立てている。大量生産、大量消費、その社会がいったい正常といえるのだろうか、という疑問である。

 純も蛍もその社会の申し子であり、豊かな物質社会で生きてきた子どもを過酷な自然の中に置いて、その人間の在りようを原点に返ってみつめ直そうというものである。純は豊かな東京の暮らしと母親が忘れられない。しかし、1年の富良野の暮らしで、少しずつ変わってゆく。

 その象徴が古くなった靴である。母の不倫相手が、新しい靴を買ってくれるのだが、古い靴を捨ててしまう。が、純も蛍もそのことに疑問を持つ。その靴は父さんがなけなしの金をはたいて買ってくれたものであり、まだ履けるではないか。そして、純と蛍はその古い靴を必死になって探すのだった。

 このドラマは、きわめてすぐれたドラマである。人間とは、人間らしく生きるとは、それを根源的に問うドラマとなっている。ほんとうの人間の生活とは? このまま、このような生活をつづけていて、人間はほんとうにいいのだろうか、を鋭く問いかけている。



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 1947年生まれの68歳で、
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