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‘14年夢日記 「初心にかえる」

2014(H26)年1月4日(土) 晴れ時々曇り

『しんぶん赤旗』TOPニュース
 大企業 異常な長時間労働 三六協定の実態に迫る 
 残業が月80時間以上 7割 労働者の健康 かえりみず

     タイトル 「初心にかえる」

 NHK連続テレビ小説「おしん」の少女編完全版をDVDで視聴した。全4巻で、1巻が135分のものだ。つまり「9時間もの」である。この「おしん」を求めて、もう何年になるだろうか。私が現役の頃だから、かれこれ10年になるかも知れない。

 爾来、私は正月にこの「おしん」を観るようにしている。これには私の生き方の原点というものが映し出されており、これを観て私は「初心にかえる」のだ。おしんは、五反百姓でしかも小作農民の3女として生まれる。明治40年のことである。

 その時代というのは、小作料がおおよそ5割であった。そのために、おしんの家はやりくりができなくて、彼女は数えで7歳のとき、子守の奉公に出される。その前後に、母親は身ごもった身体を川に沈めて、赤ちゃんを堕ろそうとしたり、婆ちゃんは崖の上から川へ身投げを試みようとしたりする。それだけおしんの家は極貧の中にあった。

 おしんの奉公は、口減らしであると同時に、給金を前渡しで受け取るというものである。その当時おしんの家だけでなく、小作農家は極貧の暮らしを強いられていた。この「おしん」にはその暮らしと、おしんの奉公のようすが生き生きと描かれている。そのおしんの生活の在りようと生き方を観たら、涙が溢れてくるのを抑えることができない。

 「おしん」で特筆されるべきは、日露戦争に出征していた軍人が、脱走兵として登場することである。そして、奉公先から逃げて帰るおしんを、雪深い山中でその軍人が救出する。それからおしんは、山小屋でその軍人と炭焼きの爺さんと3人で、6カ月余をともに過ごすのである。

 おしんは、その暮らしのなかで、元軍人の俊作あんちゃんから、読み書きを教えて貰う。おしんは利発な子どもであった。旺盛な好奇心で、与謝野晶子の「君死にたまふこと勿れ」という詩に興味を示し、俊作あんちゃんから教わる。それをおしんは、暗唱し口ずさむようになる。

 この少女編は、貧しさと戦争とおしんの生きざまが活写されている。そして、何よりも、おしんの心根の優しさ、米問屋の人々の情愛が観るものの心を、熱くそして温かくさせるすぐれた物語である。おそらく、これを越えるNHKの連続テレビ小説は出ていないように思う。

 私がこの「おしん」を正月に観るのは、自身の生き方を初心にかえって見つめなおすためである。私の父は、おしんとほぼ同世代を生きてきた。父の青春時代は戦争という冬の時代であった。

 おしんと同じように、父は「戦争と貧窮」の底を生きてきたのである。私はその戦争を引きずっていた戦後を生き、貧窮を体験しているので、「おしん」が決して他人事として映らない。だから、正月に「おしん」を観て、「初心にかえる」のである。



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 1947年生まれの68歳で、
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