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夢日記 「北のカナリアたち」

2013(H25)年12月29日(日) 晴れ時々曇り

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     タイトル「北のカナリアたち」

 この映画は、テーマやその創作方法、手法はまったく違うけれど、「二十四の瞳」を彷彿とさせる、小学校教師と生徒の交流を見事に描いた作品である。

 これだけ観客(私)の胸を打つ作品もめずらしい。まず、小学校教師役の女優がいい。それは、川島はるを演じた吉永小百合である。「二十四の瞳」では大石先生を演じたのは、高峰秀子だったけれど、この演技はともに実にすばらしい。

 「二十四の瞳」は、テレビや映画で繰り返しくりかえし撮られたが、いまだ木下恵介監督と高峰秀子を越える作品は生まれていない。高峰秀子の演技は秀逸であった。彼女が大石先生を演じなければ、この名作が生まれたかどうか疑わしい。

 「北のカナリアたち」もまた同じである。川島はるを演じた吉永小百合なくして、この映画が成立したかどうか疑問である。これもまた、「二十四の瞳」と同じである。70歳をまじかにした吉永小百合が、30歳代と思われる、小学校教師を演ずる姿に感動した。実に若々しくて、知性あふれる教師を見事に描き出している。

 「北のカナリアたち」もまた、「二十四の瞳」と同様、名作である。いまも私の耳のなかでは、吉永小百合の指導によって歌う生徒たちの「カリンカ カリンカ カリンカマヤ、カリンカ カリンカ カリンカマヤ」というロシア民謡が鳴り響いている。

 「北のカナリアたち」は「二十四の瞳」ではなく、「十二の瞳」であった。つまり、6人の男女生徒たちとの交流を描いている。北の島の女教師となった、川島はるは歌を通して生徒の成長ときずな、学園生活を豊かにしていった。が、ひとつの事件を契機にして、川島はるは島を離れることを余儀なくされた。

 それから20年、島の生徒だった信人が、殺人事件を起こしたということを、川島はるは耳にした。そして、はるは20年ぶりに島へ帰ることを決意する。帰島したはるは、かつての生徒たちと会い、夫がひとりの少女を助けようとして溺死したことの真相や、独唱することが決まっていた少女の声が出なくなったことの真実を知らされるのである。

 殺人犯として追われている信人も帰島して、昔の我が家に隠れていたが、ついに見つかってしまう。そして、逮捕にいたる。だが、かつての生徒たちは昔の教室に集まっていて、刑事の配慮で信人は彼ら彼女たちと会うことを許される。

 その教室で、川島はるとかつての生徒たちは信人を中心にしてまた歌うのだった。ここがクライマックスで、観客(私)は胸を熱くして、涙をこらえることができない。「カリンカ カリンカ カリンカマヤ、カリンカ カリンカ カリンカマヤ」のうたごえが鳴り響く。

 「北のカナリアたち」は、ミステリアスの手法で、生徒たちの中にあった確執を溶解させ、真実を追求して、彼ら彼女たちの友情をかたく結んでゆく。その過程を描き切った監督と、川島はるを演じた吉永小百合の、そして生徒たちの在りようが、この作品を名作に導いたと言えるだろう。



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