夢日記 「浜野博さんとサブロー」

2013(H25)年12月15日(日) 晴れ

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     タイトル 「浜野博さんとサブロー」

 浜野さんは、高校3年の秋に学校で首の骨を折り、爾来、下半身麻痺で車椅子生活を余儀なくされている。もっとも、福祉施設にいる彼は、車椅子に乗ることも週3回に制限されている。彼はもっと乗りたいという希望をもっているのだが、それがなかなか叶わない。

 彼のブログは毎日訪問しているが、福祉の後退が著しい。車椅子に乗る制限もおそらくそれによるものだろうと思われる。人員がずいぶん減らされているのだ。30年前はもっとゆったりとした施設暮らしができていたように思う。私も彼と東京での民主文学会の大会に一緒に行ったり、まがね文学会の例会の送迎をしたりしていたことがあるが、本人も職員も今ほどギスギスしていなかったように思う。

 ところが今は、施設利用者に対する管理がきびしくなっているように思う。福祉施設なら一人ひとりの残された機能が、100%あるいは120%発揮できるように務める必要がある筈だ。が、今はそうはなっていないように思えて仕方がない。

 そこで、彼は「ひとりの人間としての、誇りと尊厳を守ろう」と必死に格闘している。その姿は痛ましい限りである。彼としては、その希望と要求は切実で、施設側との軋轢を生んでいるように思う。本来あるべき福祉は、施設利用者の人権を尊び、一人ひとりの人間性を開花させなければならないだろう。

 だから、彼のブログを読むと切実で、胸が締め付けられることがよくある。が、その救いをサブローがになっている。彼とサブローの交流はとても温かく、読み手の心を豊かにする。彼のブログでもっとも光っているのは、サブローとの交流である。

 彼はこのように書いている。――サブローに会いに行くと、目がぱっちり開いており、「はい」の返事が驚くほどでかい。ぬいぐるみのキキを抱いて「これ誰れの? もろうて帰ろ」と言うと、大声で「ぼ!(ぼくの)」と言った。元気だった頃の、定番のようなやり取りで、彼が発していた言葉だ。指だけが動く右手で、大事なキキを抱える日が来て欲しい。

 ――サブローと3分ほど。今日は私の顔を見て、「とうとう」と言った。「にいにいじゃろう」とやり返す気はない。通り掛かった寮母が来て、「にいにいじゃろう」と言ったが、彼は「とうとう」としか言わない。そんなことが、すべて楽しい。

 この、浜野さんとサブローの交流は、じつに微笑ましくて、人間と人間の連帯・強いつながりを感ずることができる。福祉が後退するなかでの、このような光景は、荒涼とした砂漠にオアシスを見つけるようなものである。

 彼はサブローとつながりつつ、後退する福祉施設の内で、懸命に声を挙げている。ひとりの人間としての、誇り、尊厳を内に秘めて、逆流に逆らいながら生きている。――まさに「激流の魚」である。



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 1947年生まれの70歳で、
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