エッセー【玉葱とニンジン】

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2018年2月13日(火)晴れ時々曇り

 ご訪問いただき誠に有り難うございます。

  「しんぶん」の
   紙代とともに
   玉葱を
   届けてくるる
   人のありけり


 この短歌は「新日本歌人」という歌誌に掲載されたわたしの歌です。

 集金の仕事をされた方はどなたでもわかるでしょうが、これはなかなか大変なものです。どんな仕事でも集金を終えて、ようやくその仕事が完了したといえるのです。

 仕事にはクレームはつきもので、集金の際に指摘されることが多く、すんなりと集金するというわけにはいかないものです。わたしも石材関係の営業をしていたので、その苦労は身に染みています。

 わたしの今日の話は、「しんぶん」の集金についてですが、これも厄介なものです。「しんぶん」の場合は、クレームということは殆んどありませんが、無言のクレームというものがあります。

 それは購読中止という形で表れますから、集金の際はハラハラドキドキです。集金に伺って、購読中止を言われないかと、いつも心は緊張しています。簡単な業務のようですが、それがそうではないのです。

 そして「しんぶん」の集金の苦労は、留守のお宅が多いことです。ひどい時には集金件数の約半分が留守ということもあります。そして時間をおいてまた行くのですが、その留守宅のその半分がまた留守ということもあります。

 また、集金時に金の都合のつかない人もあり、残念に思いながらそのお宅を後にすることもあります。庶民の生活の実態を目の当たりにすることもあり、痛々しく感ずることもあります。

 そんな人は心の優しい人が多いようで、その人はある日わたしの家を訪ねてきて、「しんぶん」代を持ってきてくれました。金とともに、玉葱、ニンジンなどを袋に入れて、訪ねてきてくれたのです。なんて心のこもった野菜でしょうか。わたしの心をほんとうに温かくしてくれました。集金にはこんなドラマもひそんでいます。



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