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エッセー【儚(はかな)い恋】

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2018年1月28日(日)曇り

 ご訪問いただき誠に有り難うございます。

  海に降る
   雪のごとくに
   消えてゆく
   儚い恋よ
   晩鐘が鳴る


 この短歌は「新日本歌人」という歌誌に掲載されたわたしの歌です。

 いくつになっても人は異性に対して好意を寄せるもののようです。わたしにも折々にそんな経験があります。それはあるいは人間の普遍的なものかも知れません。

 誰でもそうでしょうが、わたしもいくつかの恋を経験して今日に至っています。小、中学生の頃の淡い異性への憧れ、青春時代のいくつかの烈(はげ)しい恋、そして出逢いと別れがあったのです。

 それはとても片手では足らないような出逢いと別れでした。普段は思い出すことは殆んどありませんが、不意に甦(よみがえ)ってくることがあります。

 一緒にクラシック音楽を聴きにいったり、演劇を観に行ったりしたことが思い出されます。または、コンビナートの夜景を見にスカイラインを走ったり、横丁の風呂屋へ一緒に出かけたりもしたものです。

 それはまるで南こうせつの「神田川」の世界でした。わたしは6畳ひと間の、階段がギシギシいうような古ぼけたアパートに住んでいたのです。そして夜になると彼女が訪ねてきました。それはもっとも輝いていた青春のひとコマだと言えるかも知れません。

 ところが今になっても異性への憧れは断ちがたいものがあります。それはある意味自然な人間の感情だと言えるでしょう。市民道徳や社会的な道義に反しない限り、それは許されるものでしょう。

 しかし、そんな淡い憧れは海に降る雪のように、とても儚いものです。海に降る雪は、降れども降れども積もるということはありません。儚く消えてゆきます。そんな折、寺の晩鐘が淋しく鳴って、儚い恋の終りを告げるのです。



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 「人生七十古来稀なり」の古希です。
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 住所は岡山県浅口市寄島町です。
 青い海と緑の山、青い空をもつ素敵な村です。
 名前は「千春」ですが、男性です。

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