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エッセー【ちちははを想う】

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2018年1月26日(金)曇り

  ご訪問いただき誠に有り難うございます。

  奥津城の
   白磁の壷に
   眠りたる
   ちちはは想い
   花を手向ける


 この短歌は「新日本歌人」という歌誌に掲載されたわたしの歌です。

 ちちははの墓は、我が家の菩提寺の寺墓地の中にあります。山に囲まれた静かなところです。父は養子でしたから、寺のすぐとなりに生家があります。

 春には桜の花が咲き、ウグイスが鳴く山ふところに抱かれた墓地です。秋には山が色鮮やかに染まってゆきます。朝夕の6時には寺の鐘が厳(おごそ)かに鳴り響きます。

 その墓をわたしは折々に訪ねてゆきます。わたしはなぜか祖父母を知らないのですが、ちちははへの想いは深く心に刻まれています。ともに貧しい暮らしをしてきたためでしょうか、その絆はとても強いものがあります。


  ちちははよ
   坂道のぼり
   また来たよ
   お墓の中は
   寒くないかい


 お墓を訪ねてはさまざまな短歌が想い浮かびます。もう何首ちちははの歌を詠んだことでしょう。それだけちちははへの思い入れは深く強いものがあります。

 ちちははのお墓は、父が生前に建立したものです。五輪塔と先祖墓の2基を建て、大層立派なお墓がそびえています。五輪塔などは柄杓(ひしゃく)で水をやるのがやっとという感じなのです。

 墓地への坂道を登ってゆくと、夏には夾竹桃が続いており、ピンク色に染まっています。ちちははは、生前ずいぶん貧しい暮らしを余儀なくされてきましたが、それはひとえに戦争のためだったように思います。わたしはお墓の前で、二度と戦争のない世界をと願っています。



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 「人生七十古来稀なり」の古希です。
 日々の暮らし・想いを自由に 綴って
 ゆきたいと思います。
 住所は岡山県浅口市寄島町です。
 青い海と緑の山、青い空をもつ素敵な村です。
 名前は「千春」ですが、男性です。

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