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エッセー(さて、新しい年が来た)

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2018年1月1日(月)晴れ時々曇り

 ご訪問いただき誠に有り難うございます。


何となく 今年はよい事 あるごとし 元日の朝 晴れて風無し

 これは、清々しく晴れた、風もない新年の朝を迎え、恵まれない生活にありながらも、1年の出発の日にあたって、何かこの年にはよい事が、自分にも訪れて来るような感じがする、と詠った石川啄木の歌です。啄木の心境、心持ちが痛いほど伝わってくる名歌だと思います。

「さて、新しい年が来た。俺達の時代が来た。我等何を為すべきかではなしに、如何になすべきかの時代だ」

 これは、小林多喜二が1928年の元日の日記に書きつけたものです。俺達は何を為すべきかはもう決まっています。それをどのように為すべきかです、と高らかに宣言しています。

 多喜二はご存知のように、「蟹工船」や「1928年3月15日」という優れた小説を書いた人です。つまり、文学的にいうと、「何をどのように書くか」と自問する時、テーマはすでに決まっており、どのように書くかということを追求すべき時代だ、と語っています。

 啄木にしても多喜二にしても、新年を迎えて、自らの心持ちを痛切に、高らかに語っています。わたしたちもまた、彼らのように生きたい、と願うものです。しかし、簡単には彼らのようには生きられない。

 生きられないけれども、彼らの言葉に励まされて、半歩、一歩と足を踏み出してゆきたいと思っています。その歩みは決して速くはないが、必ず目指すところへ近づくことができる筈です。

 皆様にとって、新しい年が佳き年となりますように祈っています。どうか本年もくれぐれもよろしくお願い申し上げます。最後にもう一度、啄木の歌を記(しる)して、新年のご挨拶とさせて頂きます。

何となく 今年はよい事 あるごとし 元日の朝 晴れて風無し



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 名前は「千春」ですが、男性です。

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