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エッセー(映画「わが青春に悔いなし」)

2017年12月19日(火)曇り時々晴れ

 ♪ご訪問いただき誠に有り難うございます。


 昨日(きのう)、BSプレミアムで、黒澤明監督の「わが青春に悔いなし」の放映があり、わたしはそれを観た。

 黒澤監督はいうまでもなく、日本の映画史上に残る名監督である。「羅生門」、「生きる」、「七人の侍」などの、名画を残している。わたしは代表的な作品は殆んど観ているが、「わが青春に悔いなし」だけは記憶から抜け落ちている。

 それでこの作品の放映があることを新聞で知り、朝から心待ちにしていたのである。原節子が主演するというのも、さらに興味を惹いた。

 この映画は1946年、つまり終戦の翌年10月に公開されている。戦後の民主主義を求める民衆、社会の声を反映して創られたように思う。

 日本がアジアに向けて侵略を始め、1945年に敗戦を迎えるという、戦前戦後の社会の在りようが背景としてある。また、京大事件もモデルのひとつになっている。

 原節子は八木原幸枝(ゆきえ)として、登場する。京大の八木原教授の娘である。彼女は良家に生れ、何不自由なく暮らしていたが、自らの生き方を烈しく模索していた。

 そして、自由、平等、反戦の志を持つ野毛(のげ)と結婚するが、彼は戦争妨害者として捕えられ、獄中で亡くなってしまう。

 幸枝は野毛の遺志を受け継いで、平和、民主主義、自由のために生きることを選び取るのである。彼女は野毛の実家に入り、農業を営むことを決心する。

 幸枝の農業に携わる演技、畑を耕し稲を植える姿は、鬼気迫る迫真の演技である。まさに、田んぼを這いずりまわりながら、稲を植えるのだった。

 この映画は、1人の女性の自我の確立、女性の自立を描いたもので、原節子がそれを見事に好演して、観る者の心を打たずにはおかない、優れた映画である。



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