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自分史(少年時代【4】)

2017年12月9日(土)曇りのち晴れ

 ♪ご訪問いただき誠に有り難うございます。


 わたしの小学時代には、小遣いというものを殆んど貰えなかった。というよりも我が家は、子どもに小遣いをやるような余裕はまったくなかった。家族が食うて生きてゆくのが精いっぱいだった。

 町に紙芝居屋さんがやってきて、子どもたちがそれに群がっても、わたしはその輪の中に入ってゆくことができなかった。その光景を遠くから眺めているだけだった。

 しかし、たまにその輪の中に入って、紙芝居を観てその終わりに、水飴や菓子を買って食べることがあった。が、それは親からの小遣いではなく、自分で稼いだものだった。

 なんで稼いだかというと、くず鉄を拾い集めて、それを売って金を得ていたのである。廃品回収業のおじさんが、時々やってくるので、その時に買って貰うのだ。

 くず鉄をどのように集めていたかというと、雨が降った後などに、川の下(しも)に出かけてゆくのである。町には小さな川が数本あって、引き潮の時に海に入って、河口周辺でくず鉄を探すのだ。

 すると思いがけず、上流からくず鉄などが、流れてきたりするのだった。時にはアカ(銅)や真鍮(しんちゅう)を見つけることができた。それらは、くず鉄に比べてずいぶん高く買い取ってくれるのだった。

 そうして集めたくず鉄は、森の中に作った隠れ家(基地)に集めておくのだった。仲間と集めたくず鉄などは、基地の隅に大事に隠しておいたのである。

 廃品回収のおじさんに、くず鉄やアカ(銅)を売って得た金は、飴玉を買ったり、紙芝居を観たりするのに使った。このように、親から小遣いを貰わなくても、子どもたちは知恵を絞って、たくましく生きていた。



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 「人生七十古来稀なり」の古希です。
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 住所は岡山県浅口市寄島町です。
 青い海と緑の山、青い空をもつ素敵な村です。
 名前は「千春」ですが、男性です。

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