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自分史(少年時代【2】)

2017年12月7日(木)晴れのち曇り

 ♪ご訪問いただき誠に有り難うございます。


 戦後の貧しい暮らしを送っていたわたしたちは、それでもその貧しさに負けないで、山や海に入って、食べるものを探してたくましく生きていた。

 海のことは、また明日書くこととして、今日は山野のことについて記しておきたいと思う。わたしは学校から帰ると、近所の子どもたちと一緒に、よく山野に入っていった。

 もちろんチャンバラごっこや隠れ家つくりをして遊んだが、もうひとつの目的は、空腹を満たすために、食べ物を探して駆けずり廻ったことである。

 山野に入ってよく採ったのは、イタドリやスイバ、野イチゴ、山ぶどう、アケビなどであった。そして、大木に登って木の実などを採って食べた。

 とくにイタドリとスイバはよく採ったものだ。今の子どもたちは、これらのものに見向きもしないが、わたしはイタドリとスイバをよく食べた。

 家から塩をこっそり持ち出してポケットに入れ、山野に出かけるのである。イタドリやスイバをとると、薄い皮をむいて塩を付けてよく食べた。

 イタドリやスイバを手に余るほど採ると、丘の上にあるお地蔵様の小屋に座って、目の前に広がる瀬戸の海を眺めながら、貴重な塩を付けて食べるのである。

 いくら貧しく空腹だからと言って、よその家のミカンやビワ、柿や苺に手を出すということはなかった。が、1、2度ミカンや苺をこっそり失敬して見つかり、おじさんに追われたことがある。

 貧しい暮らしをしていたわたしは、こうして山野の恵みを手に入れて、空腹をしのいでいたのである。しかし、こうした営みは、多くの子どもたちがやっていた。皆いちように、貧しく空腹だったのである。



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 「人生七十古来稀なり」の古希です。
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 住所は岡山県浅口市寄島町です。
 青い海と緑の山、青い空をもつ素敵な村です。
 名前は「千春」ですが、男性です。

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