スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

岬に立つ

2016年9月14日(水) 曇り時々雨

 ようこそ、当ブログにご訪問いただきまして、誠に有り難うございます。心より感謝申し上げます。
 拍手コメントには、ご返事できていませんが、拝読させて頂いています。これからもどうぞお気軽にお寄せ下さい。 千春



♪♪♪ 【岬に立つ】 ♪♪♪ (短歌とエッセイ)

 わたしの棲む村は入り江の漁村である。東西にはちょっと突き出た岬がある。瀬戸内の海はふだん穏やかで凪いでいる。その海に光りが降り注ぐと、キラキラと輝いてまるで蝶が舞っているように見える。はるか沖には大きな貨物船がゆっくりと動いている。島々も紫色をして、浮かんでいるように見える。それは平和そのものの海である。

短歌

荒磯を波が咬むごと打ち寄せる吾はおののく岬に立ちて


 しかし、台風や冬の木枯らし、春の嵐がやってくると、その海は一変する。多喜二が『蟹工船』で描いた、兎が跳ぶように白波が立ち荒れるのだった。村の岬に立つと、荒磯を咬むように波が襲ってくる。波とともに風も吹きぬけてゆき、身体が揺れる。そんな日は岬に立たないほうがいいに決まっているが、わたしはおののきながら、岬に立つのである。瀬戸内海のもうひとつの貌である。



スポンサーサイト
プロフィール

FC2USER634322BTA

Author:FC2USER634322BTA
FC2ブログへようこそ!

 1947年生まれの68歳で、
「新日本歌人協会」の会員です。
 短歌創作を通じて、平和と民主主義をめざしています。
 住所は岡山県浅口市寄島町です。
 青い海と緑の山、青い空をもつ素敵な村です。
 名前は「千春」ですが、男性です。

♪♪♪リンクは、ご自由に!

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ
リンク
カウンター
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。