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短歌「空が色づく」


2019年2月1日(金)

 ご訪問いただき誠に有り難うございます。

新聞を
配りくばりて
見上ぐれば
東の空は
うすく色づく


新聞を配りくばりて見上ぐれば東の空はうすく色づく



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短歌「風花」


2019年1月31日(木)

 ご訪問いただき誠に有り難うございます。

咲き初(そ)むる
峠の寺の
紅梅に
降りかかりたる
風花(かざはな)光る


咲き初(そ)むる峠の寺の紅梅に降りかかりたる風花(かざはな)光る



短歌「梅の花」


2019年1月30日(水)

 ご訪問いただき誠に有り難うございます。

大寒の
梅咲く道を
少女子(おとめご)が
白い息吐き
足早にゆく


大寒の梅咲く道を少女子(おとめご)が白い息吐き足早にゆく



短歌「黒き爪」


2019年1月29日(火)

 ご訪問いただき誠に有り難うございます。

一日の
自動車整備を
やり終えて
夕陽にかざし
黒き爪みる


一日の自動車整備をやり終えて夕陽にかざし黒き爪みる



短歌「白木蓮」

2019年1月28日(月)

 ご訪問いただき誠に有り難うございます。

大寒の
空に向かいて
白蓮の
かたき蕾(つぼみ)が
膨らみ初(そ)むる


大寒の空に向かいて白蓮のかたき蕾(つぼみ)が膨らみ初(そ)むる

短歌「シャンプー」


2019年1月27日(日)

 ご訪問いただき誠に有り難うございます。

図書館の
ちひろの絵を見る
少女子(おとめご)は
シャンプーの香を
漂わしおり


図書館のちひろの絵を見る少女子(おとめご)はシャンプーの香を漂わしおり



短歌「緋鯉(ひごい)」


2019年1月26日(土)

 ご訪問いただき誠に有り難うございます。

池の面(も)を
赤く染めたる
もみじ葉は
緋鯉(ひごい)が浮かび
ゆらりと揺れる


池の面(も)を赤く染めたるもみじ葉は緋鯉(ひごい)が浮かびゆらりと揺れる



短歌「梅雨のふる里」

2019年1月25日(金)

 ご訪問いただき誠に有り難うございます。

灰色の
吾がふる里は
わたつみ(海)も
聳(そび)ゆる山も
死にたるごとし


灰色の吾がふる里はわたつみ(海)も聳(そび)ゆる山も死にたるごとし



短歌「梅雨の海」


2019年1月24日(木)

梅の実の
葉陰に青く
膨らみて
鉛のごとく
海は広ごる


梅の実の葉陰に青く膨らみて鉛のごとく海は広ごる



短歌「熱帯魚」


2019年1月23日(水)

病院の
検査結果を
気にしつつ
群れ泳ぎたる
熱帯魚を見つ


病院の検査結果を気にしつつ群れ泳ぎたる熱帯魚を見つ



短歌「ふたたび歩く」


2019年1月22日(火)

背の曲がる
黒き影見て
立ち止まり
真直ぐ(ますぐ)に立ちて
ふたたび歩く


背の曲がる黒き影見て立ち止まり真直ぐに立ちてふたたび歩く



短歌「蜜柑」


2019年1月21日(月)

冬枯れの
灰色の野に
柔らかな
光を放つ
黄金の蜜柑


冬枯れの灰色の野に柔らかな光を放つ黄金の蜜柑



短歌「いかに生きんや」


2019年1月20日(日)

いつしかに
七十一と
なりにけり
いかに生きんや
残りのいのち


いつしかに七十一となりにけりいかに生きんや残りのいのち



短歌「冬の海」


2019年1月19日(土)

夕さりて
寄せては返す
冬の海
美(は)しき女(おみな)が
浜の辺をゆく


夕さりて寄せては返す冬の海 美しき女が浜の辺をゆく



短歌「新聞配達」


2019年1月18日(金)

朝まだき
凍てつく空を
仰ぎつつ
マフラー巻いて
配達に出ず


朝まだき凍てつく空を仰ぎつつマフラー巻いて配達に出ず



短歌「蝶のごとく」


2019年1月17日(木)

乱舞する
蝶のごとくに
光る海
白き尾を引き
牡蠣船(かきぶね)がゆく


乱舞する蝶のごとくに光る海 白き尾を引き牡蠣船(かきぶね)がゆく



短歌「おしん」


2019年1月16日(水)

汝の生を
励ましくるる
「おしん」ちゃの
優しさ強さ
限りもあらず


汝の生を励ましくるる「おしん」ちゃの優しさ強さ限りもあらず



短歌「歌会」


2019年1月15日(火)

そちこちに
咲きたる辛夷(こぶし)を
眺めつつ
アクセル踏んで
歌会へ急ぐ


そちこちに咲きたる辛夷を眺めつつアクセル踏んで歌会へ急ぐ



短歌「二〇一九年」


2019年1月14日(月)

新しき
二0十九
年がきた
二0十九
年の朝がきた


新しき二〇一九年がきた二〇一九年の朝がきた



短歌「朝がきた」


2019年1月14日(月)

さあ朝が
きた新しき
朝がきた
二0十九
年の朝がきた


さあ朝がきた新しき朝がきた二〇一九年の朝がきた


短歌「千両」


あかあかの
あかあかあかの
千両の
上に降りたる
如月の雪



短歌「生きる」


晩年を
よりよく生きて
死にたしと
書店にゆきて
本を買いくる



匂い立つ

「新日本歌人」掲載歌 2019年1月号 テーマ「匂い立つ」

ましぐらに生きたる友は折々に杖を曳きつつ街宣に立つ

戦前の多喜二・百合子も手にしたる「赤旗」広げひたすらに読む

反戦を静かに語る小百合さんその言の葉は胸に沁みゆく

「ほれっ多喜二、も一度立って見せねえか」むくろにすがりセキ叫びたり

ようやくに虫歯治療をやり終えて大き歩幅で医院を出ずる

退院をしたる医院の木犀のしるき香りが匂い立ちおり

何がなし悲しくなりて啄木の歌なぞりつつ爪を切りおり



コムコム短歌会

コムコム短歌会

松野さと江 歌論 2018年12月分

三日かけ八枚の障子張りかえる八十一歳われのあっぱれ           山口智子

 具体的で、とってもよくわかり、結句の「あっぱれ」は「あっぱれ、あっぱれ」です。

添削
三日かけ障子八枚張りかえし八十一歳の我にあっぱれ

 すこし変えてみましたがどうですか。「し」は「過去回想」の「き」の変化したものですが、「存続」の「き」もあって、充分使用されている「助詞」のようですので。「張りかえおえた」という意味になるのですけれども……。

ピーマンの葉を炒り煮せし姑思い季節の終りの小さき実も採る       芦田美代子

 私はなつかしく母の料理を思い出します。とてもなつかしい味です。すこしほのにがいのが特徴です。
 さて、ですが、
ピーマンの「葉」が、どうして実の歌になってしまったのですか。「実も採る」の「も」は「葉」もとったけれど、実もとったということなのでしょうけれど……。どこまでも「葉」に焦点を決めた方がいいでしょう。

秋雨はキャンバスに描(か)く絵の様に輪を描きつつたおやかに降る        斉藤玲子

 雨が輪の紋を作っているわけですね。残念なのは、一首の中に描くが二度出てくるので、どうかしたいですね。
 もうひとつ、「秋雨は……たおやかに降る」につながっていくわけですけれども、余りにも離れすぎた感じがするのだけれど、どう思う? 「キャンバスに描く絵の様に」の比喩は素敵なので、これを生かして
 
添削
キャンバスに描く絵の様に秋雨は輪の紋ひろげたおやかに降る

 とすることもできます。


去年植えし金木犀に花咲きて仄かに薫る寒露の朝(あした)             中山芳樹

 この歌、季節の凛としたものが伝わってくるよい歌と思います。
 わざわざ「寒露」とした作者の思いを大切にしたいと思いました。

セザンヌの梨の転がりそうなれば絵に手を伸ばし置きかえようか       渡辺和美

 発想がみずみずしいので楽しい歌。作者の責任ではない面もありますが、あの絵を知らない人は理解出来ないかもね。「絵」の位置を変えるとすこし解かりやすくなるかも知れませんよ。

添削
セザンヌの絵の梨今にも転がりそう両手を添えて置きかえようか

 そうすると、ああ「絵」のことなのかとぐらいは解かると思うよ。
 また、「ば」……「ば」という助詞を使うと「原因……結果」というひびきになり、理屈っぽい歌になりがちですので、注意して使ってみて下さい。

沓き日に労組で夜毎論議せし原発事故の行方は知れず            竹中君江

 本当に「原発事故」はどのようになっていくのでしょう。歌に表現するのもむつかしい大切な内容を持つ歌。
 ところで「沓き日」に労組で論議したのは、「原発事故」のことではなく、それより一歩前の、「原発」の是か非かの問題だったのではないかと思います。その為、最近になって、かくも恐ろしい結果を露呈した「原発事故」を「論議せし」とすると多少無理のようにも思えます。「沓き」は余りに遠いので、「かつて労組で」くらいではどうですか。
添削
かつて労組で夜毎夜毎論議せし原発事故の行方は知れず
 「行方は知れず」ではすこし弱いひびきが残念です。「……今後どうする」「……これからどうなる」等々……。

小春日に柿の簾を眺むれば今亡き祖母ぞふと甦る             速水健太郎

 祖母をなつかしむ歌。気持はよく通っている歌です。
 しかし、「ば」という助詞は原因・結果。すなわち、……なので……となります。という散文的ひびきになる恐れがありますので、注意がいる「ば」です。勿論、使っていけないわけではありません。具体的なものをすこし入れてみましょう。

添削
干し柿の簾の赤き小春日か縁に皮むく祖母甦る

……背中の丸き祖母甦る
……皮むく祖母のしわの手思う  等々……

 「ぞ」は少し強いかしらね。

病室に白飯かき込む母ありて見てはいけないもの見た心地す        山田三津子

  母は作者の本当のお母上ですか。それとも、一般的ないわゆる「母」ですか。自分の、実在の母として味わいましたが……。作者は繊細な心と目を持っています。「かき込む」ことは、あまり日常にはしませんものね。汁かけごはんというのもありますけれども……。
 母と娘。しかし、人間と人間。良い歌と思います。

小春日に家族そろいて墓参り落葉に混じりしマムシのとぐろ         松田典久
 
 マムシさんも小春日に、よい気分だったのでしょうね。しかし、おどろいたでしょう。さて、三句の「墓参り」は体言です。述部がほしいところ。
添削
家族して墓参りする小春日に落葉に混じりマムシのとぐろ

うちつけに脳出血で倒れたる義姉(あね)よふたたび立ちて歩めよ          鬼藤千春

 無理のない、情の通ったよい歌と思います。
何もいうことはないのですが、結句の「立ちて歩めよ」が多少、表現として月並みで、流れた感じ。ぜいたくすぎるかなあ。むしろ、「歩めよ」をとって、「立ちてくれぬか」にした方がいいかなあ。

軽自動車冷却水が空になる赤旗配達赤ランプ点く              目賀和子

 内容はそれなりにわかりますが、文として正しく表現されていないと思います。また「助詞」の省略が気になりました。
添削
自動車で「赤旗」配れば冷却水の空を知らせる赤ランプ点く



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