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短歌を詠む

2015年5月1日(金) 晴れ

「短歌を詠む」

散りしきぬさくらの花がうす紅に
          染まりゆく道歩きゆくなり

ひたすらに一匹の蟻が引いてゆく
          さくらの花片仄かに匂う

雨上がり竜王山に霧が湧き
          山の斜面を流れゆくなり

 わたしの町のあちこちで農作業をする姿が見られるようになりました。ある人は傾斜地の畑で刈り取った草を燃やしています。ある人は田んぼを耕しています。ある人は畑地の草取りに余念がありません。いよいよ初夏を迎え、稲作の準備や夏野菜の苗の植え付けが始まります。そこで詠んだのが次の歌です。

春深し
刈り草集め
火を放つ
焔はゆらぎ
噴き上げるなり

 野山に人が出て動いている姿をみると、自然の営みとともに、人間の営為の活気を感じます。農作業をしないわたしもその光景に魅かれます。



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短歌を詠む

2015年4月30日(木) 曇り時々晴れ

「短歌を詠む」

池辺で手を打ち鳴らす花鯉が
         尾びれをふって近づいてきぬ

春深し上着をぬいで磯に出る
         朝日を浴びて潮干狩りする

うす紅に染まりたる道歩きゆく
         命みじかきさくら思いつ

 里庄町議選は終わりましたが、候補者の父・母の献身的な姿は、今なお心に刻まれています。父は候補者カーに連日乗りたい、という希望を持っていましたが、高齢のため選対から二日だけ認められました。母は毎日、百個の握り飯づくりで、左腕が動かせなくなりました。この父・母の姿は周りの人々の心を強く打ちました。

候補者を
献身的に
支えぬく
ちちははの姿
胸を打つなり

 わたしは候補者の母の姿を見て、小林多喜二の母、セキを思い出しました。セキさんを彷彿とさせるものです。



短歌を詠む

2015年4月29日(水) 曇り時々晴れ

「短歌を詠む」

池辺のしだれ柳が萌え出づる
          水面に映る影ゆらぐなり

花鯉が群れ泳ぐ川手を打てば
          尾びれをゆらし寄りてくるなり

島のごとタンカーがゆくゆっくりと
          かなたに見える水島めざす

 一週間ぶりに、わが町を車でめぐりました。風景が少し変わっていました。桐の大木が紫の鮮やかな花をつけていたり、さつきが白やピンクの花を咲かせていたりします。田畑では、刈り取った草を燃やしていたり、耕運機が入って耕していたりしました。桐の樹を見上げて次の歌をつくりました。

紫の
花をつけおり
桐の大樹
高い枝にて
うぐいすが啼く

 一週間は選挙の応援でしたが、それも終わりましたので、生活のリズムを短歌モードに戻したいと思います。一週間短歌をつくらなかったら、心がなぜか乾いたように感じます。



短歌を詠む

2015年4月28日(火) 晴れのち曇り

「短歌を詠む」

春深し若葉が萌えて濃く淡く
          緑に染まり朝日かがよう

池辺で餌をやる夫婦花鯉が
          尾びれをふって近づいてくる

夕陽うけコンビナートをめざしゆく
          島のごときのタンカーなりき

 里庄町議選挙が終りました。わたしと同じ会社で働いていた人の息子さんが、共産党から立候補して見事7位(定数10人)で当選を果たしました。わたしもこの選挙の応援に駆けつけて、手伝いをしました。町民の声が届く議会に! 暮らしと平和を守る町政を! と訴えて支持を呼びかけました。そこで作ったのが次の歌です。

開票を
手に汗にぎり
見守るなり
七位当選
歓声に沸く

 全国的ないっせい地方選挙もこれですべて終了です。共産党は全国的にも議席を伸ばしたと聞いています。次は来年の参院選です。



短歌を詠む

2015年4月27日(月) 晴れ

「短歌を詠む」

山ざくら綿菓子のごとおちこちに
          うす紅の花咲かせかがよう

いつしかに六十七になりたるが
          老いの自覚は芽生えきたらず

春深し岬めぐりて歌会へと
          心弾ませ車を駆ける

 わが町は漁港があり漁師の町でもあります。漁港が三カ所あり朝夕は活気に満ちています。
シャコ、カキ、カニなどがわたしは好きで、酒の肴にしてきました。また、わたしの好きなものは、雑魚です。鯛やヒラメなどはもちろん美味しいですが、瀬戸内の小魚もまた捨て難いものです。そこの漁港を昼訪ねて、歌を詠みました。

潮の香の
匂う漁港を
訪ねたり
朝の喧騒
静まりており

 わたしは漁村に生まれ育ったことを誇りに思っています。風景はいいし美味しい魚を食べられるからです。



短歌を詠む

2015年4月26日(日) 晴れ

「短歌を詠む」

朝夕に村の古刹の鐘が鳴る
          高く低くに平和を祈る

手を打てば花鯉の群れ寄りてくる
          しぶきを上げて夕陽に光る

華やかなさくらの花のわきに咲く
          清楚な花梨の花なり

 わが町に三ツ山公園という比較的大きい公園があります。そこには時々足を運ぶのですが、その一角に小さな池があり、尺余の花鯉が泳いでいます。その畔にしだれ柳があります。柳は池にかぶさるように、垂れ下がっています。その影が池に映ってゆれています。そこで詠んだのが次の歌です。

池辺の
しだれ柳が
芽を吹いて
緑に染まり
目に沁みるなり

 「やわらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに」これは啄木の歌です。とてもいい歌ですね。この公園の柳も「あをめる」です。いい風景ですね。



短歌を詠む

2015年4月25日(土) 晴れ

「短歌を詠む」

けたたましエンジン音も昼はなく
          錨を下ろし漁船は休む

早春に裸となりし欅にも
          新芽吹き出し緑に染まる

朝夕に村の峠の寺の鐘
          平和な暮らし祈りて鳴りぬ

 遊園地に立ち寄ると、幼子たちが滑り台やぶらんこに群がっています。嬉々とした声を挙げている児や泣いている児もいます。冬にはこの遊園地は殺風景で淋しいものでした。ところが春が深まって、少し暖かくなってくると、子どもたちも外がいいようです。遊園地は一気に賑やかになりました。その光景を見て、次の歌を作りました。

春深し
嬉々とした声
聞こえくる
遊園地にて
はしゃぐ子どもら

 やはり、子どもたちにとっても暖かい方がいいようですね。冬ごもりから外へ出てきた動物たちのようです。




短歌を詠む

2015年4月24日(金) 晴れ

「短歌を詠む」

かすかなる風に吹かれて散るさくら
          うす紅色に染まる坂道

山なみは若葉が萌えて色づきぬ
          濃く淡くして彩さやかなり

雨多し卯月の晴れ間彩さやか
          風に吹かれて鯉のぼり舞う

 わが家の隣で住宅の新築工事が始まっています。いま、基礎工事をしているところです。先日、雨が降りましたが、その中で若者がふたり仕事をしていました。雨の中、赤と白の合羽をかぶって、懸命に働いています。その姿は美しく印象的でした。そこで、詠んだのが次の歌です。

赤と白
若者ふたり
合羽着て
仕事するなり
降る雨の中

 これから夏にかけて工事はつづけられる予定です。歌の素材として少なくない歌を詠むことができそうです。工事が進むのを楽しみにしています。



短歌を詠む

2015年4月23日(木) 晴れ

「短歌を詠む」

咲ききりて一週間ももたなくて
          さくらの命はかなく散りぬ

瀬戸の海止まった時間のごとくに
          身じろぎもせずただ鳶が舞う

わが里はさくら菜の花山つつじ
          咲き乱れたり春深まりて

 いっせい地方選挙の後半戦が4月21日(火)に告示され、各陣営は最後の追い込みに必死です。わたしは里庄町議選の応援に入っていますが、「あっ」という間の5日間で、もう26日(日)には投票です。候補者の父親がわたしと同じ会社だったので、是非議会に送りたいと思っています。そこで、詠んだのが次の歌です。

町議選
マイク握りて
訴える
こだま響いて
盆地を走る

 共産党は、東京都議会選挙、参議院選挙、つづいて昨年末の衆議院選挙、そして、いっせい地方選挙前半戦と躍進をしています。この後半戦でも、候補者全員の当選をめざしています。とりわけ、この里庄町での勝利を祈っているところです。



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2015年4月22日(水) 晴れ

「短歌を詠む」

散り初めしさくらの命短くて
          一瞬の刻輝きてあり

ひらひらと風に舞うなり並木道
          さくらの花で染められている

雨やんで霧晴れてゆき瀬戸の島
          群青色にくっきり浮かぶ

 春が深まってきて、畑や野に出る人が多くなってきました。草刈りをして、野焼きをしている人の姿もよく見かけます。あちこちで煙が上がって、白くけぶっている光景を見ることができます。青空に立ち昇ってゆく白い煙が揺れています。その傍で立ち働く人の姿を遠く眺めることができます。そこで詠ったのが次の歌です。

春深し
刈り草集め
火を放つ
白くけぶりて
噴き上げるなり

もう少しすると、田ごしらえをするようになることでしょう。そうすると、一気に田畑は活気づきます。



短歌を詠む

2015年4月21日(火) 曇りのち晴れ

「短歌を詠む」

たんぽぽが黄色い花をひっそりと
          咲かせ夕陽を受け光るなり

水面にさざなみが立ち月影が
          冴え冴えとしてゆらぎているなり

美しき花の命は短くて
          散りゆくさくら地面を染める

 土曜日に病院に電話して、救急外来で診て貰いました。朝起きると、右手に違和感があって、しばらくすると「しびれ」であることに気づきました。「しびれ」は、脳の病気に関係があることが多く、これはほっとけないと思って倉敷中央病院にいきました。CTなども撮りましたが、異常なしということで、ほっとしました。それで詠んだのが次の歌です。

手のしびれ
CT検査
異常なし
大股で歩く
医院の廊下

 あとで、よく考えてみると、前日に「選挙ハガキ」を4時間くらい書いたためだろう、ということに気づきました。1万円弱要ったけれど、脳に異常がなかったのだからと、自分を納得させています。それにしても、この病院の初診料は異常です。4,320円も要ったのです。これは保険適用外です。これを聞いて血圧が高くなりました。(あとで調べたら病院の規模によって違うとのこと。一般病院は1,000円未満の初診料です)



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2015年4月20日(月) 雨

「短歌を詠む」

春雨に地上近くを飛ぶつばめ
         疾風のごとく消えてゆくなり

わが村の小さな丘陵さくらに
         埋めつくされて彩さやかなり

たんぽぽが雑草の中ひっそりと
         黄色い花をつけているなり

 今、新緑が萌えてとても綺麗です。わたしの町に山を走る道がつくられていて、時々車でドライブします。山々は若葉が盛り上がり、盛り上がりして、色鮮やかに染まっています。一見、山は緑に見えますが、ところが一本、一本樹によって色合いが違います。その濃淡、その色の違いがとても美しい。山に入って次の歌をつくりました。

風吹きて
若葉がゆらぎ
騒ぎ立つ
葉裏が光り
白くかがやく

 葉裏が返って、白く染まる新緑の山もまた見事です。したたるような緑が目に沁みます。



短歌を詠む

2015年4月19日(日) 曇り時々雨 

「短歌を詠む」

芽吹き出す銀杏の大樹天を突き
         枝を張り出し緑に染める

春雨に巣から飛び出し地上近く
         疾風のごとく舞うつばめなり

わが村の小さな丘がうす紅の
         さくらで染まり彩さやかなり

 健康の維持のために、自転車を買いましたが、数十年ほとんど乗っていなかったので、お尻が床擦れを起こしました。ようやく直ったところです。そして再度自転車に挑戦したいと思っています。まだ、自転車に乗る感覚は戻っていませんが、少しずつ慣れてゆきたい、という思いです。次のような歌を作ってみました。

自転車で
新聞配る
坂道を
学生のごと
立ち漕ぎをする

 自転車にはいつまで乗れるものなのでしょうか。あと十年、喜寿までは乗りたいと思っています。



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2015年4月18日(土) 晴れ

「短歌を詠む」

山桜咲く森に立つかすみなり
          白くけぶりて舞い昇りゆく

銀杏の樹いっせいに芽を吹き出して
          青空を突き緑に染める

一陣の風吹きぬけてさくら舞う
          花びらを受け軽さを想う

 私の住む隣町の里庄町で選挙が行われます。21日告示26日投票です。さとう耕三さんという方が日本共産党から立候補します。お父さんがわたしと同じ会社で働いていました。その息子さんです。そういう関係もあって、選挙の応援をしています。そこで作ったのが次の歌です。

町議選
一戸また一戸
ビラ配る
道々に咲く
梅花が匂う

 政治詠は社会詠とともに難しいものです。いずれいい歌が作れるようになりたい、と思っています。



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2015年4月17(金) 晴れ時々雨

「短歌を詠む」

いつしかに咲ききまわれる山桜
          細く降る雨やさしく包む

薄紅の絵の具を塗りているごとく
          森は染まりて山ざくら咲く

鐘のなる峠の寺のさくら咲く
          カーテン開き遠く眺むる

 わが町の散策路を巡りました。長く暮らしていますが、わが町の良さを再発見しました。散策路から見る瀬戸内海の眺めは絶景です。海が広がり、島が浮かび、四国山脈がかすかに望めます。また、道路から少し入ったところに、滝があります。このところの雨で水量は多く、一気にほとばしり落ちています。高さは3~40メートルもあります。「不動の滝」という名前の滝です。

新緑の
山に分け入り
見上げれば
高く響いて
滝ほとばしる

 こういう歌をつくってみました。まだ自身の実感を詠うところまで、いっていないように思います。



短歌を詠む

2015年4月16日(木) 晴れのち曇り 

「短歌を詠む」

山桜なぜこれほどに美しい
          暑さ寒さに耐えてきたりし

桜の美知る人もなしその秘密
          冬震えつつ春を待つなり

春雨に暗く沈んだ山なみが
          花明りにて染められてゆく

 いま、いたどりが若芽を伸ばして大きく成長しています。遠き日には空腹を満たすために、友と競って採りよく食べたものです。今日、わたしは2本折って持ち帰りました。薄い皮をむき、塩をつけて食べてみました。昔の味わいと何ら変わらず、遠い日を想い出します。そこで次のような歌を詠んでみました。

  いたどりを
  食べて命を
  つなぎたり
  また戦争の
  匂い嗅ぐなり

 社会詠はなかなか難しく、わたしなどはまだまだです。けれど、少しずつ勉強してゆきたいと思っています。



短歌を詠む

2015年4月15日(水) 曇り時々雨

「短歌を詠む」

山ざくら森の斜面に貼りついて
         暮れ残る中浮かび上がるなり

小庭辺に夕闇迫る花明り
         思わず出でて樹見上ぐる

桜咲く島の上空風切りて
         鳶が舞うなり翼広げて

 いっせい選挙の前半戦の投開票は、4月12日(日)に行われました。わたしの支援している政党が、大きく躍進しました。特に道府県議選では、前回80議席獲得だったものが、今回111議席へと前進しています。そこで詠んだものが次の歌です。

 雨上がり
 雲が動いて
 光り射す
 いっせい選挙
 躍進の朝

 しかし、こういう時、もっといい歌は創れないものかと、内心忸怩(じくじ)たるものがあります。もっともっと、修練を積んでゆく必要があるように思います。



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2015年4月14日(火) 曇り

「短歌を詠む」

ひっそりとおちこちに咲くたんぽぽは
          黄色い花を光らせてあり

暮れ残る小庭辺に咲く水仙が
          仄かな匂い放ちておりぬ

青嵐に竹林はゆれかたぶきぬ
          烈しく吠えて落葉が舞うなり

 わが町にある三ツ山公園に行ってきました。公園の片隅にある池では花鯉(錦鯉)が、春の陽を浴びて群れ泳いでいます。池辺に立って手を打ち鳴らすと、近づいてきます。餌をくれるとでも思っているのでしょうか。鮮やかな色をした鯉が、尾びれをゆらして寄ってきます。とても愛らしいものです。水ぬるむ春のひとつの光景です。



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2015年4月13日(月) 雨時々曇り

「短歌を詠む」

道端にしずやかに咲くたんぽぽが
          風にゆらぎて陽を照り返す

咲き初めし桜がありてゆらぐなり
          夕陽が差してきらきら光る

小庭辺に咲く桜なり闇の中
          外に出づれば花明かりする

 いつになったら、天気は落ち着くのでしょうか。よく雨が降りますね。(月)(火)と雨模様だそうですね。春も深まってきたので、外へ出て活動したいと思っています。わたしは寺めぐりをしたり、景色の良いところへ足を運んだりしたいと願っています。春雨という言葉があるくらいですから、この時期はよく雨が降るのでしょうね。雨が降れば本を読んだり、室内の整理をしたりして過ごすのもいいことです。まさに晴耕雨読です。



短歌を詠む 

2015年4月12(日) 晴れのち曇り

「短歌を詠む」

コンクリの隙に根を張るたんぽぽは
          茎を伸ばして花を咲かせぬ

咲き初めし桜がゆらぎ光りおり
          うぐいすが啼きしじまを破る

春雨に水平線は溶けている
          白くけぶりてしずまりてあり

 欅や銀杏、無花果の木が一斉に芽吹き始めています。それぞれ芽の先を鋭く尖らせて緑色に染まっています。枝を広げ空に向かって、まるで手を伸ばしているようです。これらを見ていると、自然の、木の生命力を感じさせます。しばらくすると、勢いよく新葉、若葉がみなぎることでしょう。私たち人間もその生命力にあずかりたいものです。



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2015年4月11日(土) 曇りのち晴れ

「短歌を詠む」

山深く寺は静かに佇みぬ
          桜咲き初め夕日かがよう

たんぽぽはコンクリートの割れ目より
          茎を伸ばして花を咲かせぬ

道端にひっそりと咲くたんぽぽが
          風にゆらぎて夕陽に光る

 さくらの花は華やかで好きですが、梨の花はさくらと違って、慎ましくて清楚でこの花もまた大好きです。ひっそりと咲いているようですが、凜としています。精神の強靭さを連想させます。さくらはもう終わろうとしていますが、桃の花、梨の花は盛りです。それぞれ特徴があって、いずれも春を彩っています。



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2015年4月10日(金) 雨

「短歌を詠む」

寺苑はしずまりてあり鶯の
       啼き声高く静寂(しじま)を破る

咲きつづけ椿の花は散り果てて
       地平を紅く染めているなり

噴水がしぶきを上げる花鯉は
       夕陽を浴びて彩さやかなり

 短歌を詠むには、机の前に座っているだけではいけないように思います。が、正岡子規や八坂スミは、床に臥せったままで優れた短歌を生み出しています。しかし、わたしのような短歌を始めたばかりの人間は、どうしても取材が必要です。作歌にゆきづまったら、わたしはドライブに出ます。そうして素材を見つけてくるようにしています。



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2015年4月9日(木) 晴れのち曇り

「短歌を詠む」

歌会にて友に賜いしフリージア
          黄の花片が匂い立つなり

喜寿までは乗りたし自転車あと十年
          健康増進願い求むる

思春期に学びし恩師を訪ねたり
          半世紀ぶり親しく語る

 はや鯉のぼりが泳いでいるのを見ました。少し早いようでもありますが、晴れた青空に舞うのは心地よいものです。緋鯉や真鯉が吹き上がる風に乗って泳いでいます。「健やかに育つように」という、お父さんやお母さんの願いがこもっていることでしょう。昔と比べると、ずいぶん鯉のぼりの数は少なくなっていますね。だからよけいに新鮮に映ります。



短歌を詠む

2015年4月8日(水) 曇りのち晴れ

「短歌を詠む」

池辺に柳が芽吹きさやかなる
          花鯉が舞いしぶきを上げぬ

うぐいすが啼き交わすなり山道を
          われ登りゆく耳を澄まして

澄み渡る雲ひとつない青き空
          中空にかかる下弦の月よ

 桜は満開から散り始めています。あちこちの桜の樹の下には、花びらが舞い落ちて薄紅色に染まっています。昨日、今日、明日と花冷えの趣ですね。気温が例年よりも低くなっており、風も少し冷たく感じます。が、山なみは若葉で萌えています。勢いよく新芽が吹き出していて、とても山肌は美しくなっています。



短歌を詠む

2015年4月7日(火) 曇りのち晴れ

「短歌を詠む」

会議終え空を見上ぐる闇の空
          上弦の月冴えざえとして

冬越えてふるさとの山萌たちて
          若葉がゆらぎ濃く淡くなり

池辺に柳が芽吹き春告げる
          色さやかなる鯉が泳ぎぬ

 さくらが散り始めていますね。樹によって違いがありますが、わたしが出会ったさくらは、ほとんど散っていました。道がうす紅色に染まって、敷きつめられています。もう葉桜の様相を呈していました。さくらの命は短いものですね。だからあんなに輝いて美しいものなのでしょうか。



短歌を詠む

2015年4月6日(月) 雨 

「短歌を詠む」

はるかなる黄砂にかすむ瀬戸の海
          水平線は白くけぶりぬ

島影に落ちてゆく陽が限りなく
          燃え立ち消えし残照映える

島影に落日したる瀬戸の海
          残照映えて漁船が走る

 タンポポが今盛りです。わたしが驚いたのは、前の道路のアスファルトとコンクリートの擁壁の間から、芽吹き花を付けていることです。タンポポの生命力を感じさせます。葉を広げ黄色い花を懸命に咲かせています。それに黄蝶や白い蝶がひらひらと舞っており、早春のひとこまを見る思いです。



短歌を詠む

2015年4月5日(日) 曇り時々雨 

「短歌を詠む」

風が舞い深い眠りをさまたげる
         夜半に目覚めて海鳴りを聞く

狂おしく吹き上ぐる風波が立つ
          岸に打ち寄せ白く砕ける

はやかりしわれの歩みし生き来しは
          悲喜こもごもの人生なりき

 雨がよく降りますね。「春に3日の晴れなし」ということでしょうか。わたしの町では桜がまだ満開というわけではないので、花を散らすというようなことはありません。花の下で宴会というわけにはいきませんが、雨の日の桜もいいものです。灰色に沈んだ風景のなかで、「花明り」という趣があります。



短歌を詠む

2015年4月4日(土) 曇りのち雨

「短歌を詠む」

風が舞い鏡面のごと静かなる
          瀬戸の海にも白波が立つ

瀬戸の海おだしき波も折々に
          遠き海鳴り耳を打つなり

村はずれ闇に呑まれる神社にて
          焔ふきだすどんど焼きなり

 春らしくなってきましたね。黄蝶や白い蝶が、花の回りをとびかっています。ひらひらと懸命に羽をはばたかせています。そのようすを見ると愛おしくなりますね。菜の花や桜や水仙、チューリップやたんぽぽなどに寄り添って舞っています。



短歌を詠む

2015年4月3日(金) 曇りのち雨 

「短歌を詠む」


鶯の谷渡り聞こゆ父母の
          眠るお墓に花を手向ける

父母の眠るお墓に供花をする
          しじま破りて鶯が啼く

しのびよる闇に溶けゆく里の家
          桜並木は暮れ残りおり

 わが町の山桜を見に山へ登りました。まだ七分咲きというところです。が、山は鮮やかに薄紅色に染まっていました。海辺の山なので、潮騒が聴こえたり鳶が風を切って舞っていたりします。また、うぐいすが啼き交わしていました。なんともいえない風情です。そのようすに「あ!」と声を挙げそうになりました。



短歌を詠む

2015年4月2日(木) 晴れ 

「短歌を詠む」

春の雨おだしき海にひそやかに
          吸い込まれゆく鷗舞うなり

さわやかな風ふきぬけておちこちの
          田園より煙あがりぬ

瀬戸の海水平線の果てをゆく
          貨物船なり独りながむる

 中学校の恩師に再会しました。50余年ぶりです。先生は音楽教師でしたが、わたしたちは随分困らせたものです。困惑した先生の顔を今でもはっきりと覚えています。彼女はもう傘寿を越えていましたが、しっかりしていました。今は短歌に親しんでいるということで、話が弾みました。これからも交流してゆくことを約して、家を後にしました。



プロフィール

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Author:FC2USER634322BTA
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 1947年生まれの68歳で、
「新日本歌人協会」の会員です。
 短歌創作を通じて、平和と民主主義をめざしています。
 住所は岡山県浅口市寄島町です。
 青い海と緑の山、青い空をもつ素敵な村です。
 名前は「千春」ですが、男性です。

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