短歌を詠む

2015年4月1日(水) 雨のち曇り 

「短歌を詠む」

春雨に岬回れば村開け
      冬枯れの丘梅花(はな)おちこちに

瀬戸の海波おだやかに静もりて
          鏡とみまがう光を放つ

わが友は夫を喪いただ独り
          歩きゆく背は侘しくもあり

 4月を迎えました。4月はいろんなことが始まる時ですね。孫も高校生になるし、それぞれの孫も進級します。わたしも四半期を終え、新たな気持で4月を迎えています。図書館の職員も非正規のため、全員(3人)が入れ替わります。図書館をよく利用するわたしは、スキルの高い職員は残すべきだと思っています。正規職員が当たり前の社会をつくる必要があります。



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短歌を詠む

2015年3月31(火) 晴れ

「短歌を詠む」

低い空海も山野も霧が立ち
          白一色に染められるなり

春雨に瀬戸内海はけぶるなり
          白いベールに包まれる島

春雨に村の山野はけぶりおり
          おちこちに咲く紅梅さやか

 2015年もはや四半期が終わりました。わたしにとっては、激動の月日でした。1月18日より短歌を始め、自転車を買って健康増進のために乗るようになりました。これらは新しい試みです。短歌専用の原稿用紙も印刷しました。1万5千首分もあります。何年で使い切ることができるでしょうか。取材をし図書館で作歌するのが楽しみです。


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2015年3月30日(月) 晴れ

「短歌を詠む」

朝光に春告げ鳥の初音聴く
          梅の古木に花香る道

わが里に鶯出でて啼き交わす
          森を見上げて春立つを知る

島の影昇りくる陽が紅く燃え
          黄金に染めて村は覚めゆく

 自転車を求めました。今までは図書館に行くのに軽四でした。運動不足解消と健康増進を願って、自転車を利用することにしました。喜寿まであと10年、それまでは図書館まで漕いでゆくことにします。久し振りなので、運転に気をつけながら乗りたいと思います。



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2015年3月29日(日) 曇り時々雨 

「短歌を詠む」

鉦が鳴り読経が聞こゆ寺苑なり
          真紅の椿ひそやかに咲く

風花の舞い散るなかで芽吹くなり
          春遠からじ柳が染まる

冬の日に瀬戸の砂浜歩きゆく
          寄せては返す白き波なり

 ようやく春らしくなってきました。もう寒の戻りはないのでしょうか。まだ花冷えや「春の嵐」はあるかも知れませんね。歌友の家にお邪魔しましたが、木瓜(ぼけ)、パンジー、シクラメン、椿、葉牡丹などが咲き誇っていました。「春の嵐」がこないように、祈るばかりです。



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2015年3月28日(土) 晴れのち曇り

「短歌を詠む」

噴水が弧を描く池鯉泳ぐ
          朝光に映え彩さやかなり

池の辺で手を叩くなり群れ泳ぐ
          尺余の鯉が近づいてきぬ

ただひとり心が倦んで寺をゆく
          真紅の椿われ立ち尽くす

 昼前にふと空を見上げると、南東の方角に眉月(女の眉に似た細い月)を見つけました。わたしは今まで、このような月を「爪を切ったような細い月」と表現してきましたが、「眉月」という言葉があったのですね。真っ青の空に、この月が白く浮かんでいました。「あ!」と思わず声を挙げそうになりました。



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2015年3月27日(金) 晴れ

「短歌を詠む」

青い空風花が舞う光る海
          波が砕けて白く泡立つ

しだれ梅芳香放ちさやかなり
          たわむれるごと風花が舞う

春彼岸むら墓地にゆく戦死墓
          ものも言わずに佇立するなり

 私の町にスポーツ公園があります。その一画に小さな池があり、覗いてみると錦鯉が泳いでいます。鮮やかな色彩をした鯉です。池の畔に立って、手を叩くと近寄ってきます。餌でもくれると思っているのでしょうか、とても愛らしい鯉です。



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2015年3月26日(木) 晴れ

「短歌を詠む」

海見える喫茶店にてソーダ水
          飲みつ眺める貨物船なり

風花の舞いし寺苑を訪ねたり
          花開く刻待ちいる桜

雪が降る入江の村がけぶるなり
          白一色に染められてゆく

 白木蓮が綺麗に咲いています。思わず立ち止って見上げてしまいました。純白で大きな花びらは、けがれがなく純潔そのものです。花びらはまるで光を放っているように輝いています。いくつか白木蓮の歌をつくりました。



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2015年3月25日(水) 晴れ時々曇り

「短歌を詠む」

牡蠣船が尾を引いてゆく瀬戸の海
          きびしき寒さ真向い進む

           (「しんぶん赤旗」に掲載 3月24日付)

春浅しひねもす降りぬ細い雨
          ストーブ焚いて本開くなり

春浅し風花が舞う光る海
          われ磯に立ちじっと眺むる


朝9時には図書館へゆきます。わが町の図書館は、道をはさんだ向こうに海が広がっています。3階が図書館となっており、見晴らしは絶景です。机も窓際にあり、海を眺めながら歌をつくっています。


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2015年3月24日(火) 晴れ時々曇り

「短歌を詠む」

春浅し小雪ちらつく瀬戸の海
          雪片ありて吞み込まれゆく

へし折った釘の如くに煙吐く
          コンビナートの高き煙突

瀬戸の海水平線の果てなりし
          四国山脈身じろぎもせず



2015年1月18日より始めた短歌も2カ月が経過致しました。短歌は5、7、5、7、7という定型詩なので、自身の想いを存分に伝えられないようなところがあっていくらかとまどっています。これから先はどうなるか分かりませんが、今は毎日10首以上詠むようにしています。とりあえず多作を通じて、短歌を学んでゆくつもりです。


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2015年3月23日(月) 晴れ時々曇り

「短歌を詠む」

春浅し読書に倦んで寺へ来る
          心経聞こゆ耳澄ましおり

ひもすがら細い雨降る春浅し
          白梅の花山野に開く

ぽつねんと入江の村に喫茶店
          コーヒー置いて沖の船見ゆ



短歌を詠む

2015年3月22日(日) 晴れ

「短歌を詠む」

灰色の空低く垂れこめ海おおう
          鷗が一羽飛翔するなり

静かなる瀬戸内海に風が舞う
          眠れぬ夜に海鳴りを聞く

春雨に打たれる山へ霧が立つ
       湧き出づるごと白く霞みゆく



短歌を詠む

2015年3月21日(土) 晴れ時々曇り

「短歌を詠む」

震災の恐怖残れりわれと母
          赤い糸にて結んで眠る

海鳥が波に揺られて浮かんでる
          時折もぐり餌をくわえくる

海上を白い翼が風を切る
          カモメよカモメ君なに想う



短歌を詠む

2015年3月20日(金) 晴れ時々曇り

「短歌を詠む」

白梅が枯れた山野に咲き乱れ
          目白が蜜を吸いにくるなり

ヒバリかなさえずり聞こゆ空高く
          青い頭上をふと見上げたり

歌ありて幸せなりきわが暮らし
          「することがない」と定年の友



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2015年3月19日(木) 雨

「短歌を詠む」

竹林が右に左に揺れている
          われ襟を立て歩いてゆきぬ

コーヒーの香り漂うリビングで
          ルーペ片手に「赤旗」を読む

北風に身を震わせる紅い花
          真向いて咲く山茶花揺るる



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2015年3月18日(水) 曇りのち雨 

「短歌を詠む」

火曜日は短歌の載る日いち早く
        ポストに出でて「赤旗」開く
                                                                                 (「しんぶん赤旗」に掲載 3月17日付)

割れる雲放射線状に射す光
        腕を伸ばして掬いとりたし

爪先を切ったごとくに細い月
        西の空にて鋭く光る

白梅にめじろが一羽やってきて
        花の蜜吸いやがて飛翔す



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2015年3月17日(火) 晴れ 

「短歌を詠む」

一輪の花弁が開く桜なり
          部屋に漂う香り清清し

静かなる瀬戸の海なり風が舞う
          青い海面さざなみが立つ

錠剤を二カ月ごとに貰うなり
          こうしてやがて三十五年



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2015年3月16日(月) 曇り時々晴れ

「短歌を詠む」

雨が降るリズムを刻みベランダの
          水滴が落ち地平を穿つ

寒い冬じっと耐えたり桜の木
          春の陽射して蕾ふくらむ

桜の木一枝切りて花器に挿す
          薄紅の花一輪開く



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2015年3月15日(日) 曇り

「短歌を詠む」

一月も二月も赤字家計簿に
          怒りを込めて赤線を引く

珊瑚礁コンクリの塊潰しおり
          声なき声は深く抗議す

灰色の空灰色の海何も
          語らずただに雨に濡れおり



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2015年3月14日(土) 曇り時々雨

「短歌を詠む」

憂うつな灰色の空飛翔する
          小鳥の群れが心なぐさむ

灰色の空低く垂れこめ海おおう
          鷗が一羽飛翔するなり

ビラ配り自転車漕いで進みゆく
          向かい風に面を上げて



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2015年3月13日(金) 晴れのち雨

「短歌を詠む」

曇り空愁いなしかな真白き
          カモメひたすら飛翔するなり

冬の空にわかに曇り風が立つ
          灰色の海哀しく沈む

なにもなく退屈な日はぶらぶらと
          書店をめぐり心を癒す



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2015年3月12日(木) 晴れ時々曇り

「短歌を詠む」

鉄矢の母「なんばしょっとか」叫ぶなり
          われ叱られている如ありて

遠き日にわれを導きたる人よ
          心を病みて夭折するなり

くだらない恋の悩みなど蹴とばして
          歩み出せよと叱咤するなり



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2015年3月11(水) 曇り時々晴れ

「短歌を詠む」

友人は海を越えたる街に棲む
          終日、本に向かっているか

逢いたしと想いのつのる友なれど
          母の介護で思い果たせず

ひたひたと寄せくる波が満ちてくる
          潮の香放ちわれ愁いなき




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2015年3月10日(火) 曇り時々晴れ

「短歌を詠む」

水島の工場群が霞んでる
          煙吐くなり高き煙突

「がんばらずゆっくり生きよ」と本は書く
          されど窮屈にしか生きられず

人間を描く短歌でありたしと
          啄木の歌くり返し読む



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2015年3月9日(月) 曇り時々雨

「短歌を詠む」

眠られぬ長い夜あり苦しくて
          布団の中で寝返りばかり

人ごみでふと振り向いて見たりする
          君に似る人去ってゆくなり

夏の虫真白きシーツに黒一点
          わが人生の汚点の如く



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2015年3月8日(日) 晴れ時々曇り

「短歌を詠む」

図書館で消しゴムのかす残したる
          黒髪の乙女われ忘られず

役場より毎日のごと訃報あり
          また哀しみがはらはらと落つ

あまたいる幸せそうな海鳥に
          石もて投げてやりたし心



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2015年3月7日(土) 晴れ時々曇り

「短歌を詠む」

白梅の蜜吸うめじろキョロキョロと
          首をかしげて飛翔するなり

冬の空たちまちにして曇りけり
          風が起こりて雲動き出す

ヒバリかなさえずり聞こゆ空高く
          コンビニ出でて天仰ぐなり



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2015年3月6日(金) 曇りのち晴れ

「短歌を詠む」

新聞の配達日なり目覚ましを
     二つ用意し早く寝に就く
        
         「赤旗日曜版」に掲載(3月8日付)

立春の海ゆったりとたゆたいつ
          光りを受けてきらめいており

瀬戸の海水平線に浮かぶ島
          春霞にて溶けているなり

海鳥が幸せそうに浮かんでる
          石もて投げてやりたし心



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2015年3月5日(木) 曇りのち晴れ

「短歌を詠む」

牡蠣船が白波立てて帰り来る
          漁師の妻ら港で待ちぬ

白梅の固き蕾がふくらんで
          芳香を放つわれ進み出づ

沖をゆく夕陽に光る貨物船
          コーヒーカップ置きて眺める



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2015年3月4日(水) 晴れ時々曇り

「短歌を詠む」

乱舞する蝶のごとくに輝ける
         春の海なり牡蠣船がゆく
               
        (「しんぶん赤旗」に掲載 3月3日付)

静かなる瀬戸の海なり風が舞う
         青い海面さざなみが立つ

寒い冬じっと耐えたり桜の木
          春の陽射して蕾ふくらむ

珊瑚礁コンクリの塊潰しおり
          声なき声は深く抗議す



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2015年3月3日(火) 曇りのち雨

「短歌を詠む」

窓越しの陽射し柔らか降ってくる
          冬から春へ季節はめぐる

耳鳴りが棲みついてもうかれこれ
          三十五年よく生きてきぬ

一度二度三度まで征く大陸へ
          ああ哀しかれ父の青春



プロフィール

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 1947年生まれの70歳で、
 日々の暮らし・想いを自由に 綴って
 ゆきたいと思います。
 住所は岡山県浅口市寄島町です。
 青い海と緑の山、青い空をもつ素敵な村です。
 名前は「千春」ですが、男性です。

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