2018年2月24日(土)晴れのち曇り
♪ ご訪問いただき誠に有り難うございます。
♪ 青いうみ
鴎(カモメ)が数羽
舞っている
白い翼を
ひらりと返す
♪ この短歌は「新日本歌人」という歌誌に掲載されたわたしの歌です。
♪ わたしは折に触れて、海の見える図書館に足を運びますが、ただ見えるだけでなく、それは海辺に建つ図書館なのです。
♪ そして勉強机が窓際にしつらえられていて、目の前には瀬戸の海がどこまでも広がっています。わたしは読書に疲れると、本を閉じてその海を眺めるのです。
♪ 沖に目をやると、水島コンビナートにゆくタンカーや貨物船がゆっくりと動いているのが見えます。時には色鮮やかなオレンジ色の貨物船が行き来しています。
♪ もう少し近くの海原に目を移すと、漁船が海面を滑るように、走り抜けてゆくのが見えます。波を裂きながら、白い尾を長く曳いて、港に出入りしています。
♪ そして、太陽が降り注いでいる時は、蝶が乱舞するように、海は光輝いています。それは誠に美しい光景です。目を細めてしばらく万華鏡のような海を眺めていたりします。
♪ すぐそこの海面には海鳥が浮かんでおり、波にまかせて漂っています。じっと目を凝らして見ていると、海鳥はもぐって餌を探しているような仕草をします。その光景を見ていると、飽くことがなくいつまでも見つめていたりします。
♪ 図書館の目の前ではカモメが群れて飛び交っています。白い翼をゆっくりとひるがえして、飛翔しているのです。そのカモメの飛翔も美しいものです。時折り、堤防に降り立って羽根を休めているときがあります。
♪ そのカモメがふたたび飛び立って、空を舞うとき、白い翼をひらりと返して、勢いよく飛んでゆくのです。そのカモメの姿は生命感にあふれるばかりで、見ているわたしの心も、爽やかになります。
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2018年2月23日(金)晴れ
♪ ご訪問いただき誠に有り難うございます。
♪ 市議選の
ビラを配りて
あかときに
潮の香のする
村をゆくなり
♪ この短歌は「新日本歌人」という歌誌に掲載されたわたしの歌です。
♪ わたしの町の市会議員選挙が迫ってきました。4月8日告示、4月15日投票でたたかわれます。告示まで50日を切るところまできました。
♪ 4、5人の現職が引退し、4、5人の新人が立候補する予定です。これで推移すれば無投票となるわけですが、そんなに甘くありません。定数が18から16に減るので2、3人のはみだしの選挙になりそうです。
♪ この選挙にわたしの知人の39歳の女性が立候補する予定です。「母と子の願いを市政に!」と、彼女は連日、宣伝、訪問活動で頑張っています。
♪ わたしは微力ながら、彼女を市議会へ送ろうと、手伝っています。わたしの知り合いの家に彼女を紹介したり、宣伝を手伝ったりしています。
♪ しかし、なかなか大変な選挙です。他の新人候補は地区の推薦をもらったり、知名度のある会社の息子であったりするからです。
♪ わたしの知人の女性は地区推薦もなく、これといった支持団体もないのです。したがって、いかに彼女の名前を知っていただくか、がとても大切になってきます。
♪ そこで彼女の半生の物語を作成して、市民の皆様に配っているのです。新人ですから知名度の不足が、決定的な弱さとなっています。
♪ わたしは自分の住む漁師町を担当して、潮の香のする町の明けぐれに、彼女の半生の物語を配って歩いているのです。
♪ 肺年齢90歳と言われているわたしですが、坂道を上り一軒、また一軒と有権者の皆様に届けているのです。また、膝の痛みをかばいながらのビラ配りです。彼女をぜひ市議会へ送りたいと思っています。
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2018年2月22日(木)晴れ時々曇り
♪ ご訪問いただき誠に有り難うございます。
♪ 啄木の
歌に魅せられ
図書館に
足を運びて
歌集を開く
♪ この短歌は「新日本歌人」という歌誌に掲載されたわたしの歌です。
♪ 「あなたの好きな歌人を上げよ!」と言われれば、わたしはためらうことなく「石川啄木です !」と答えることでしょう。彼の歌とは青春時代に出会い、今でも繰り返し触れています。
♪ 彼の歌は「一握の砂」、「悲しき玩具」という歌集に収められていますが、その中で特にわたしの胸を打つ歌を上げてみたいと思います。
♪ たはむれに
母を背負いてそのあまり
軽(かろ)きに泣きて三歩あゆまず
♪ 友がみな
われよりえらく見ゆる日よ
花を買い来て妻としたしむ
♪ はたらけど
はたらけど猶(なお)わが生活(くらし)
楽にならざりぢっと手を見る
♪ これらの歌は、わたしの心情に深く触れてきます。つまりこころの琴線に触れて、わたしの心を震わします。わたしはその歌を前にすると、しばらく立ち止まってその感動に浸ります。
♪ そして吾が母を想い、周りの友人に想いを馳せます。さらに、楽にならないわたしの暮らしが甦(よみがえ)ってきます。これは啄木の歌でありながら、わたしのことを詠っているように思うのです。
♪ それだけ彼の歌は、普遍性をもっており多くの読者の心を捉(とら)えて離さないのだと思います。今もなお彼の歌は多くの人に愛されつづけています。
♪ わたしは折に触れて町の図書館に足を運びますが、海の見える図書館の勉強机に座って、啄木の歌集を開きます。彼の歌はわたしの心を深く打ち、わたしの心を豊かにさせてくれます。
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2018年2月21日(水)曇り
♪ ご訪問いただき誠に有り難うございます。
♪ 弟は
がんと真向かい
たたかいて
生きてゆかんと
手紙をくるる
♪ この短歌は「新日本歌人」という歌誌に掲載されたわたしの歌です。
♪ わたしと弟を称するとすれば、「愚兄賢弟」ということになります。わたしは何をやっても弟にはかないませんでした。
♪ まず勉強の方ですが、弟はわたしと比べてよくできたものです。わたしの通信簿にはカモメが群れだって飛んでいましたが、弟は上位の数字が並んでいたのです。
♪ カモメというのは、5段階評価で3ということです。良くもなく特別悪くもない平凡な成績でした。俳人の夏井いつきさんに言わせれば、「凡人」ということになるでしょう。
♪ ところが弟は殆んどの科目に優れていました。弟は勉強だけにとどまらず、あらゆることにわたしより抜きん出ていました。3つ上のわたしでしたが相撲をとっても負かされてばかりでした。
♪ また、いま藤井聡太で話題になっている将棋をしても、弟の方が強かったのです。つまり弟は、文武両道ということが言えると思います。
♪ その弟はいま北海道にいます。高校を卒業して彼はゼネコンに入社します。そして数年して、北海道に転勤になったのです。それからずっと北海道です。
♪ したがって彼に会ったのは、ちちははの葬儀のときくらいです。その彼がいま北海道で病とたたかっています。
♪ その病というのは肺がんです。もう手術ができないくらい進行しているそうです。抗がん剤治療や放射線治療をしているようですが、その副作用に苦しんでいるようです。
♪ 「愚兄賢弟」のおとうとは、がんと真向いたたかっています。わたしにはどうすることも出来ませんが、ただただ遠くの地、岡山で彼の治癒を祈るのみです。元気でもう一度会えることを願っているところです。♪ よろしければポチっとお願いします。
2018年2月20日(火)晴れ
♪ ご訪問いただき誠に有り難うございます。
♪ 憂うつな
痔疾になりて
コスモスの
風にゆれいる
草原にゆく
♪ この短歌は「新日本歌人」という歌誌に掲載されたわたしの歌です。
♪ わたしには持病が幾つかありますが、そのひとつが痔疾です。わたしは今までに3回も痔疾の手術をしてきました。3回も入院して苦労しました。
♪ わたしの痔疾は便秘と大いに関係があります。わたしは30代になって便秘に悩まされるようになります。便秘が解消されれば、「人生が変わる」と言われるように、便秘というのは厄介なものです。
♪ 私の場合は便秘によって痔疾になったようです。それが原因です。便秘というのはほんとうに、わたしの人生のうえに大きく影を落としています。
♪ わたしの便秘には原因があるようです。それはメンタルのくすりの副作用だと思われます。わたしは30歳前後に、不可解な病気になり、メンタルのくすりを呑むようになります。
♪ そのくすりがわたしの便秘をもたらしているようです。メンタルのくすりをやめれば便秘は解消されるのでしょうが、そういうわけにもいかず、今も呑みつづけています。
♪ まさに、「あちらを立てればこちらが立たず」という情況なのです。メンタルのくすりも呑まなければならず、それを呑めば便秘を引き起こすのです。
♪ そして、つまるところ痔疾になるというわけです。痔疾もまた厄介なもので、「生き死に」に関係ないようだけれど、これもまた人生に暗い影を落としています。
♪ 痔疾で困るのは下血の症状が出ることです。下血を起こせば、一日憂うつな気分に悩まされます。この下血はいつやってくるか分かりません。油断していると、不意に下血を引き起こすのです。わたしは痔疾の憂うつな気分を癒すために、海を見にいったり、コスモスの咲く草原に出かけていったりするのです。
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