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‘14年ささやき日記 「お知らせとお詫び!」

2014(H26)年9月21日(日) 晴れのち曇り

   タイトル 「お知らせとお詫び!」

 突然ですが、「鬼藤千春の小説」のブログをしばらく休ませて頂くことになりました。理由は、まとまった小説を書くことになったということです。

 私のブログを読み、見守って頂いたみなさんに、心からお礼を申し上げます。いつ再開されるか、その目途はたっていません。小説のすすみ次第です。

 今まで、本当にご愛顧頂き有り難うございました。「お知らせとお詫び」を申し上げることは、残念でなりませんが、くれぐれもよろしくお願い致します。



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‘14年ささやき日記 「彼岸花」

2014(H26)年9月20日(土) 曇りのち晴れ

   タイトル 「彼岸花」

 周平は夏江の骨壷を強く抱きしめた。

 台風が近づいて、雨と風はますます烈しくなっている。山の中腹にある火葬場から、つづら折りの坂道を車はくだっていた。疲れたのか、ほっと安堵したのか、車中の誰もが沈黙して窓外を眺めている。それぞれの深い想いを心の中に描いているようだった。

 車が大きくカーブして、前の視界が不意に開け、川の土手が眼前に拡がった。土手には一面に深紅の曼殊沙華(彼岸花)が風に烈しく揺れている。周平はその花々に心を奪われていた。そのとき車が揺れ、彼の抱いた骨壷の内で、母の骨が意外に大きく鳴った。

 それは切なく、乾いた音だった。

 これは、私が最近書いた「母の潮汲み」という小説の結末である。そこに鮮やかに咲く深紅の彼岸花を配して、主人公、周平の抱く骨壷のなかの母の遺骨が「切なく、乾いた音」で鳴るのを描いた。

 今日は「彼岸入り」である。一週間前に彼岸花を探して土手を歩いたときは、見つけることができなかった。だが、いまは彼岸花がそこここにいっせいに咲き誇っている。

 村の道を散歩していると、田んぼの畦道や池の土手、畑のほとりに深紅の花を見ることができる。彼岸花はいつも時期をたがわず、秋分の前後に花を開く。

 彼岸花は別名、「死人花(しびとばな)・幽霊花(ゆうれいばな)」と呼ばれて、忌み嫌われることもある。が、逆に「赤い花・天上の花」として、めでたい兆しとされることもある。私はこの「彼岸花」が好きである。



‘14年ささやき日記 「セクハラについて」

2014(H26)年9月19日(金) 晴れ

   タイトル 「セクハラについて」

 非正規労働者の増大と「セクハラ」の関係について疑問があったので、ネットで調べてみた。結論からいうと、非正規労働者の増大は、「セクハラ」の増加を生んでいるということである。

 「近年、非正規労働者の増加等、就業形態が多様化する中で、(中略)特にパワハラ・セクハラに関する紛争が増加しております」と述べているのは、中央労働委員会(北海道地方事務所)である。

 次に、平成23年度の神奈川県の労働相談の概況をみてみたい。「労働者からの相談では、非正規労働者が約4割(全相談件数11834件)、特に女性のパートからの相談が増加。職場のいやがらせ、パワハラ・セクハラ等の相談が大幅に増加」と、記している。

 また、連合の非正規労働ホットラインのまとめによると、3日間で寄せられた相談は1017件、内容は(中略)「セクハラ・嫌がらせ」の相談が10.1%となっている、述べている。

 このように、三つの資料をあたっただけで、非正規労働者の増大は、セクハラの増加を生んでいる、ということが疑問の余地なく明確に示されている。

 私がこの問題を意識したのは、2013年、第10回民主文学新人賞佳作の望月笑子「無機質な腐敗」という小説を読んでからである。

 この作品ではセクハラがテーマとして扱われていた。非正規労働者のセクハラの「ひとつの典型」として、描かれた作品である。

 「非正規労働者の増大とセクハラの増加は関係ない」という、「まがね文学会」の人もいるが、決してそんなことはない。それは三つの資料をみれば明らかなことである。したがって、非正規労働者を生み出す政治・社会構造は、この点でも罪深いといわなければならない。



‘14年ささやき日記 「長い夜」

2014(H26)年9月18日(木) 晴れ時々曇り

   タイトル 「長い夜」

 国民の20%、つまり5人に1人が不眠で悩んでいるという。そして、3~5%の人が睡眠薬を飲んでいるといわれている。実に多くの人が不眠のために「長い夜」を送っていることになる。

 私も30歳前後に不眠症になったことがある。たまらなくつらかった。床に入っても眠りに落ちてゆくことができなくて、布団の中で何回となく寝返りを打って、苦しんだことがある。

 今も早朝に目覚めるということはあるけれど、不眠で悩むということはない。しかし、多くの人が不眠で悩み苦しんでいるということを、聞いたり読んだりする。

 不眠の原因には、さまざまなものがあるといわれているが、いずれにしても辛いものである。なかでも「うつ病」や統合失調症の方の不眠は深刻である。

 「夜眠れない、頭痛がひどい、おなかがつる、手足がしびれる、夜中そわそわ、頭がおもぐるしい、夜中全身がかゆい」これは、私が愛読しているブログに、本人が記しているものだ。統合失調症の方である。

 誤解があってはいけないので、ひとこと述べておきたいと思うのは、たとえ統合失調症であっても、ごく普通に暮らしている人も少なくないということである。

 私の知人も統合失調症だが、自立して生活し自伝や小説を書いて暮らしている。が、そうではなくて、不眠で悩み「長い夜」を送っている人たちに寄り添って、励ましたい気持ちで一杯である。この不眠症というのは、日本社会の病理だといえるかも知れない。



‘14年ささやき日記 「恩師」

2014(H26)年9月17日(水) 晴れのち曇り


   タイトル 「恩師」

 過日、高校時代の恩師に会った。75歳前後だがいたって元気で、顔の色艶もよく生き生きとしていた。重い病気をしたというのを聞いていたので、意外に感じたほどである。

 先生は隣町に住んでいるのだが、なかなか会う機会がなかった。病後でいささかためらいはあったが、思い切って先生の家を訪問した。私が訪ねると、「おう、鬼藤か。上がれ」と、明るい声が返ってきた。

 先生は世界史の教師であった。ちょっと面白いところがあって、教科書通りに授業をすすめるというタイプではなかった。ベトナム戦争の話をしたり、時事問題の話をしたりしてくれた。

 文芸部をつくるというので、私にも声がかかった。数人の生徒が文芸部に加入して、読書会や文集づくりなどをやった。文集づくりでは、沢山の生徒から原稿が集まり、「さわらび」という文集を発行することができた。

 その文集に、私は詩を書いて投稿した。それを先生にほめられて、私は文学への道へすすむようになった。先生との出会いが、私の人生を方向づけたように思う。

 「人間とは何か、人間らしく生きるとは?」という疑問を持って高校生活を送っていた私は、先生との出会いによって、ひとつの光を見出すことができたのである。

 私の人生を導いてくれた先生が、いつまでも元気でいてくれることを願うものである。私もまた、「恩師」から学んだことどもを忘れずに、生きぬきたいと思う。



プロフィール

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 1947年生まれの68歳で、
「新日本歌人協会」の会員です。
 短歌創作を通じて、平和と民主主義をめざしています。
 住所は岡山県浅口市寄島町です。
 青い海と緑の山、青い空をもつ素敵な村です。
 名前は「千春」ですが、男性です。

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